やっぱり仕事って本気で取り組まないといけないの?
こんな悩みにお答えします。
世の中、仕事は本気でやることが正義って感じの風潮はありますよね・・・。
例えば、ガイアの夜明けに出演している人や、池井戸潤作品に登場するサラリーマンだったりとか。
なので「本気になれないのは良くないこと」と考えている人って多いと思うんですよ。
身近にいる会社の同期や友人などが仕事に一生懸命な姿を見て、焦りや苛立ちを感じることはありませんか?
結論を先にお伝えすると、仕事は本気で取り組まなくても、まったく問題なし。
なぜなら本気じゃないほうが、むしろ仕事で成果は出しやすいと言っても過言ではありません!
事実、僕は20代の頃に仕事に本気で取り組んだわけですが、結果はボロボロ。
逆に、やる気を失ったら、仕事を要領よく進められるようになって、昇給できたり、残業時間を減らすことができました。
本記事では、仕事を本気で取り組んだら失敗してしまった体験談を紹介します。
この記事を読んで、仕事に取り組む姿勢は本気であることよりも、気持ちに余裕を持つことの重要性を認識してくれたら嬉しいです。
仕事で本気になったら、妥協ができなくなった

仕事の中身に対しても強いこだわりを持つようになってしまい、相当消耗しました。
よく「神は細部に宿る」なんて言いますけど、芸術家や職人のような物づくり以外では不要です。
仕事を完璧に仕上げようとするあまり、明らかに進める速度は遅くなります。
また完璧に仕上げられない自分に対して苛立ったり、自己嫌悪に陥る可能性もあります。
例えば、パワーポイントで社内資料を作成する場合でも、文字のサイズや装飾などにこだわったりするわけです。
ちなみに上司や同僚に見せるものなので、資料がきれいに仕上がっている必要は正直ありません
仕事で本気になったら、周囲に対してイライラしやすくなった

「自分がこれだけ頑張っているのに、お前らは真剣さが足りないんだ!」
と、仕事を本気で取り組んでいない同僚に対してイライラしやすくなります。
心境としては、学校の放課後に真面目な女子生徒が、ふざけていたり、無駄話をしている男子に対して怒りを感じると申しましょうか。
でも、正直なところ周囲は別に悪くはありません。
なぜなら、決められた役割のもとで仕事をしている限り、仕事に対する姿勢にまで他人が口を出すような権利はありませんから。
ということで、無駄に周囲の行動にも敏感になってしまい疲れると同時に人間関係もギクシャクしてしまいます。
仕事で本気になったら、自ら仕事の量を増やして苦しくなる

とにかくお願いされた仕事は断ることはせずに全てを引き受けてしまい、タスクが山積みになってしまう事態に。
結果、お願いされた期日に間に合わせることができなくて(残業とかしまくってても)、周囲に迷惑をかけるという社会人失格のような行動を連発。
おまけに気持ちばかり焦って、些細なミスも多かったです。
冷静に考えればわかるんですけど、仕事に対する気持ちとこなすことができる仕事の量は比例しませんね。
仕事で本気になったら、プライベートの時間がなくなる

仕事中心の生活を送るようになってしまい、寝ている時間以外はほぼ仕事って感じです。
というのも、仕事って終わりがない戦いのようなもので、力が入ると時間のある限り延々と仕事をしまうわけです。
事実、ひどい時には平日は終電近くまで働き、週末も家で仕事をしてしまうような時がありました。
もはや、仕事中毒(ワーカホリック)だったのかもしれません。
【事実】仕事で本気になっても、成果を出すことはできなかった

仕事に全身全霊を注いでみたものの、仕事がうまくいくどころか逆にパフォーマンスは落ちるという最悪の結果になってしまいました。
もちろん周囲から認めてもらえるような成果は皆無。
昇給や昇格するどころか、上司からは2時間くらい評価面談で説教されてしまいました・・・。
原因は以下の通り。
- プライベートな時間でリフレッシュができない
- 完璧に仕上げよとするあまり、仕事が進まない
- 周囲との温度差で、自分がストレスに感じる
- 自分の能力以上に仕事を引き受けてしまう
つまるところ、本気でやるという気持ちだけで仕事をしようとして失敗したということです。
仕事は本気にならなくても、成果は出せる

仕事に本気になって取り組んだ結果、見事に玉砕したおかげで、その後はモチベーションはだだ下がりする事態にw
でも、それが逆に良かったようです。
今まで肩に力が入りすぎているような状態から、スーッと力が抜けてリラックスして仕事に取り組めるようになりました。
- 週末は仕事を忘れて、リフレッシュ
- 状況に応じて、スピードか質のどちらを優先すべきか冷静に判断
- 自分で自ら仕事の量を調整し、残業時間が現象
- 仕事は一人では行わず周囲と協力して進められるようなった
上記のとおり、やる気を失ったら様々な面でプラスの効果が。
おかげで仕事のパフォーマンスは向上し、会社で表彰されるような成果を出すことができました。
もちろん、社内の評価は急上昇して、念願だった給料のアップも実現することができました。
仕事で本気になれない?(まとめ)
本記事では、仕事を本気で取り組んだら失敗してしまった体験談を紹介しました。
本気になる事を意識的に行うと、かえって力が入りすぎてしまい空回りしてしまう可能性が高いです。(自然とそうなっていたが理想的)
また、本気でやれば何もかもうまくいくというのは幻想であって、仕事の場合は気持ちに余裕を持ったうえで、何か起こった時に要領良く対処できるほうが成果を出しやすいと言っていいでしょう。
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