こんなこと初めてだし、何から手をつけたらいいのか、わからない。
こんな過ちで、会社にいづらくなってしまうのは嫌だな・・・。
こんな悩みにお答えします。
この記事を書いている僕は、10年以上も仕事のミスを経験してきました。
でも、ミスで学んだことを活かして3回も転職し、年収もアップさせることができました。
仕事のミスって嫌ですよね・・・誰も好きな人なんていません。
どんなに気をつけも起こってしまうことや、もらい事故のような形でのミスは発生します。
僕も周りの状況が見えない20代の頃から数えきれないほど、仕事で失敗をしてきました。
客先で泣きながら謝罪したこともあります。
また、仕事のミスで上司に怒鳴られたり、無言で睨まれたり。
取引先の人から胸ぐらを掴まれて、シャツのボタンが弾けたこともあります。
そんな僕ですが、仕事のミスが続いても、きっちりと対処して失敗を挽回してきました。
結果、出世や昇給につながる人事評価を受けることに成功。
また職務経歴書にも失敗から学んだことを経験として書くことで面接でも、その話題が中心。
おかげで3度も転職することができました。
仕事のミスが多くても、クヨクヨ悩んでいても仕方ありません。
なぜなら、起こってしまったことを帳消しにすることはできないから。
大切なことは、仕事のミスから学んで、次の仕事に活かすこと。
この記事を読めば、仕事のミスによるマイナスの評価を逆にプラスへ持っていけるようになるはずです。
【仕事のミスを挽回するために】やってはいけない3つのこと

まずはミスが起こった後の禁止事項を紹介します。
- 放置する(見てみぬふりをする)
- 人のせいにする
- 隠す
上記の通りです。
こんなこと常識的に考えてやるわけないと思うものばかり。
でも気が動転したり、頭の中がパニックになると、正常に判断ができなくなることってあるんです。
順番に見ていきましょう。
放置する(見てみぬふりをする)
つい、ミスに気づいていながら誰からも指摘されないからと、放置してしまうケース。
ミスを大した問題に捉えなかったり、面倒くさいという理由で放置した結果、最終的に会社に対して大きな損害を与える可能性だってありえます。
例えば、取引先に納品する製品に一部キズがあることに気付いた営業担当が面倒だという理由で、そのまま取引先に納品。
その後、キズのある製品に気づいた取引先から信用を失い、結果的に今後の取引が中止となってしまうなんてことは十分ありえます。
ミスは気づいた時点で、内容に関わらず放置したままにはしないようにしましょう。
人のせいにする
仕事で起こってしまったミスでは、つい人のせいにしたい時があります。
特にミスが起こってしまった原因が曖昧だったりすると、つい相手に責任をなすりつけたくなるもの。
例えば、チーム内で進めているプロジェクトがあった場合。
コミュニケーション不足で、担当者不在のタスクが発生したりするケース。
チーム内のメンバーは、互いに自分の担当ではないと思い込んでいるため、このような状況になってしまっていることを人のせいにしたくなるもの。
この場合、全員がその問題に気づけなかったわけなので、当然全員に落ち度があったことになります。
ちなみに僕は以前、同期の仲の良いメンバーで、同様の過ちを犯した経験があります。
普段から十分すぎるくらいコミュニケーションをとっていたものの、逆に相手を信用しすぎてしまい、タスクの抜け漏れが発生してしまいました。
自分が関わっている仕事においてミスが発生した場合、素直に自分にも落ち度があったことを認める必要があります。
隠す
自分の犯したミスに気づいておきながら、バレないように隠蔽するのは最悪です。
ミスを犯したことはわざとではないにしても、隠すこと自体は悪意があります。
バレた時には大きなしっぺ返しをくらうことになるでしょう。
周りの信用を失うだけではなく、会社にいられない状況になりうるかもしれません。
最近だと、ミスか故意なのか真相は不明ですが、企業が売り上げやデータ改ざんによる虚偽の報告が報道されるケースもありますね。
でも、子供の時におねしょパンツを押入れに隠した後日、親から激怒されたことはありますね。
仕事でミスを故意にしたわけではないのですから、起こってしまったことは仕方ありません。
ぜったいに隠すような愚かな行為はやめましょう。
仕事のミスを挽回する簡単な6つの方法【成功事例】

次に本題の仕事のミスを挽回するための行動を紹介します。
- 冷静になる
- 誠意を持ってすぐに謝る
- 周囲と連携する
- ミスが起こってしまった原因を分析する
- 今後、同様のミスが発生しないよう解決策を用意する
- 最終的に改めて、共有する
上記の通りです。
内容は大きく2つのグループに分けることができます。
1つ目は【すぐにやること】、2つ目は【落ち着いたらやる】。
仕事のミスが起こった際、挽回するための行動で重要なポイントは順番とタイミングです。
なぜなら、ミスが起こった状態で、誤った行動を取ると挽回するどころか二次被害が発生する可能性あるから。
順番とタイミングを意識しつつ、1つ1つ行動を確認していきます。
まずは、【すぐにやること】の3つを行動からです。
冷静になる(できるだけ早く深呼吸)
仕事でミスが発生したら、まずは冷静になりましょう。
これは、トラブルが起こった際に最も重要な意識するべきこと。
ついミスのことで頭がいっぱいになると、まともな判断も行動も取ることができません。
冷静になるためにオススメの行動は2つです。
1つ目は大きく深呼吸をすること。
スポーツ選手も競技の開始前などに、気持ちを落ち着かせるためにやっている行為ですね。
2つ目は頭の中にあるイライラやモヤモヤした気持ちを紙に書くこと。
言葉にすることで、自分の置かれている状況を客観視できるので、頭の整理にも最適。
仕事のミスというトラブルに対して最適な対応をするためにも、まずは冷静になることを心がけましょう。
誠意を持って謝る(プライドは不要)
仕事のミスによって迷惑をかけてしまった人へ誠意を持って謝罪しましょう。
仕事のミスを悔やんだり、そのことで落ち込むのは後回し。
簡単に許してくれる場合と、そうではない場合はありますが、シンプルに謝ることが大事なこと。
ポイントは、プライドを捨てて、しっかりと謝ること。
テキトーな気持ちで謝罪しても、相手から反省していないと思われるだけ。
謝罪そのものでミスをしてしまうと、自ら挽回する機会を失っているとも言えます。
内容にもよりますが、ミスの内容が重たい場合には直接会うのがおすすめです。
なお、迷惑をかけてしまった人が複数いる場合には、順番を間違えないようにすることも大切。
ケースバイケースではありますが、基本は仕事のミスで取引先に迷惑をかけてしまった場合は以下の通り。
- 取引先(顧客)へ謝罪
- 自分の勤める会社へ謝罪(上司や先輩)
もちろん、取引先へ謝罪する前に上司や先輩に報告と相談することは忘れずに。
仕事のミス次第によっては、会社を代表して謝罪するのが上司になるケースもあるので。
周囲と連携する(ホウレンソウ必須)
会社という組織の中で働いてるのであれば、ミスが起こったことをすぐに共有しましょう。
特に直属の上司や自分の仕事に直接関わっているメンバーは最優先。
- どうせ怒られるから嫌
- かっこ悪いところを人に見られたくない
- 減給や左遷される可能性がある
とか、子供のような理由で悩んでいる暇はありません。
例えるならば、仕事のミスの発生は火事が起こったのと同じ。
周囲にすぐ火事が起こってしまったことを共有できれば、みんなが協力して火事が広がるのを防ぐことができます。
逆に周囲へ共有することを遅れてしまうと、自分だけの消火活動では収まらず燃え広がる一方。
また火事の状況を知らない職場の人が誤って人に油を注ぐ可能性もあるので危険です。
まずは、仕事のミスが起こってしまった時点で、すぐに周囲へ周知しましょう。
原因を分析して再発防止策を練る
仕事のミスで謝罪や周囲への共有が済んだら、次は再発防止に向けて行動することが重要です。
完璧な人なんて、そうそういません。
繰り返しますが、大事なことは仕事のミス(失敗)を通じて学んだことを次の仕事に活かすこと。
そのため、ミスが起こってしまった原因をしっかりと分析した上で再発防止策を練りましょう。
ミスといっても、種類な内容が原因で起こります。
例えば、一般的なものだと以下の3つ。
- 自分がうっかりしていたことで発生(自分が原因)
- コミュニケーションの不足による発生(相手にも一部原因あり)
- 自分と関係がない原因で、結果的に自分が責任を追う(予測不可能な原因)
なお、下に進むほど、自分だけでコントロールするのが難しくなります。
正直なところ、自分以外にもミスが発生した原因がある場合、再発防止策を練るのは容易ではありません。
そういった場合には、ミスを完璧に防ぐことがベストではなく、ミスが発生した場合の対処法も予備の案として用意しておくのがおすすめです。
なお、再発防止策は一人で考えずに周囲の人間にも相談しながら検討するとアイデアの幅も広がって、より良い案が生まれる可能性があります。
最終的に関係者へ改めて共有する(丁寧に対応)
仕事のミスを挽回するために、もっとも大切なことは同じミスを2度と犯さないようにすることではありません。
それは、社会人として当たり前こと。
実はミスを通じて学んだこと、そしてミスが起こってしまった原因や再発防止策をしっかりと関係者へ共有することが大事。
これを怠ってしまうと、ミスを挽回する機会を自ら失ってしまうことになります。
なぜなら、ミスを発生した後の仕事ぶりを見たり知ったりする機会がない人にとっては、仕事でミスをした時の印象のままだから。
自分の上司や同僚など身近な存在であれば、その後の仕事ぶりによって失敗を挽回できる可能性があります。
でも、ミスが発生した時にだけ迷惑をかけた人たちに、その状況をお伝えするのは困難です。
そのため、ミスで与えてしまったマイナスなイメージを払拭するため、関係者へアピールする必要あります。
仕事のミスは悪いことばかりではない【経験は使い方次第】

仕事で経験したミスは自分を成長させるための材料以外にも、活かす方法があります。
- 後輩や部下などへアドバイス
- 友人などの会話のネタにする
- 職務経歴書などのアピール材料として活用する
上記の通り。
後輩や部下などへアドバイス
仕事のミスは貴重な経験。
今後、後輩や部下へ経験したことを伝えましょう。
そうすれば、後輩や部下が同じ轍を踏まなくて済みますし、相手から信頼されるようになります。
決して自分の失敗を恥じるようなことはありませんし、完璧な上司や先輩でいる必要もなし。
ただし、失敗してしまったところまでの事実だけを伝えるのはNG。
失敗から学んだことや、ミスをしないために取るべき行動を伝えなければ、意味はありません。
友人などの会話のネタにする
仕事でのミスは、自虐ネタにして笑い話にかえましょう。
いつまでも失敗したことに悩んでいては、ストレスになるだけ。
ただし、ミスに関係した車内の人や取引先の前で話すのは避けたほうが無難です。
「コイツ、自分のミスを全然反省していない」と思われてしまい、マイナスの印象を与えるだけです。
また他人のミスをネタにするのもダメ。
職務経歴書のアピール材料として活用する
仕事のミスは転職の際に書く職務経歴書のアピール材料として活用できます。(または社内の人事評価など)
まず、仕事のミスってマイナスな印象を与えるため書く人が少ないです。
そのため、他の転職者との差別化ができます。
また失敗の経験を積んだことで、社会人として成長できたことを裏付ける根拠として利用することも可能です。
完璧な人はいないって誰もが思っている通り、職務経歴書も輝かしい情報だけが記載されているのって、逆に怪しいと思ったりしませんか?
自分の弱みや失敗についても、きちんと触れることで正直で素直な人であることもさりげなくアピールできますよ。
仕事のミスを減らすために必要なこと
ミスの回数が多い人は以下のことを意識して、仕事に取り組むようにするのがオススメです。
- 仕事を丁寧に進める
- しつこいくらい確認する(他人にもチェックしてもらう)
上記の通り。
順番に解説します。
仕事を丁寧に進める
慌てず1つ1つの丁寧に進めることが重要です。
つい仕事を早く進めようと意識が前にいきすぎると、集中力が欠けて無駄なミスを起こしてしまうことって身に覚えはありませんか?
例えば、車の運転でも目的地へ早く到着しようと急いでいた結果、ちょっとした不注意による事故が発生してしまっています。
仕事はスピード感を求められてしまいますが、ミスを起こしてしまっては大きな損害にもなる可能性があるため、慌てずに丁寧に進めることを心がけましょう。
しつこいくらい確認する(他人にもチェックしてもらう)
しっかりと後からチェックを行うことでミスを防止するのも有効です。
やはり仕事を進める上では、些細な間違いというのは日常的に起こるもの。
例えば、プライベードでも使っているようなメールでも、誤字脱字がまったくゼロなんてケースはありませんよね?
人間は機械のように完璧に仕事を進められるものではないという意識をもった上で、1つの仕事が完成したと思ったら間違いがないか確認することは重要です。
また自分のチェックだけで不安な場合には、他人の力を借りてダブルチェックしてもらうのもおすすめ。
相手にも自分がミスを起こしてしまう不安を正直に話して協力依頼をすれば、嫌な顔をせずに力になってくれるでしょう。
仕事のミスで落ち込んだ時の対処法
仕事のミスを起こしてしまった後に、落ち込んでしまうのは仕方ないことですが、いつまでも落ち込んだまま何もしないのはNGです。
まずは先ほどもお伝えした通り、ミスを少しでも最小限にするための行動を起こしたりするのを最優先しましょう。
なぜなら、ミスで迷惑をかけてしまった人たちにとっては、あなたが落ち込んでいるよりも、仕事の方がハッキリ言って重要だから。
そのため、自分にとってミスを反省して落ち込むというのは、一通りの問題が片付いた後にするべき。
なお、落ち込んで良いのは当日の夜までに止めておいて、翌日からは気持ちを新たにリスタートするようにしましょう。
というのも、仕事のミスを翌日以降までウジウジと引きずった状態でいると、そのことが原因で再びミスを起こしてしまう可能性があるので危険です。
凹んで沈んだ気持ちになることはミスをしてしまった人間なら誰もが思うことなので、そのことを気にする必要はありません。ただし、オンオフの切り替えはしっかり行いましょう。
仕事のミスを挽回する簡単な6つの方法(まとめ)
ミスは誰にでも起こるものなので、ミスを受け入れた上で次の行動が大事です。
つい失敗した事実で落ち込んでしまいますが、落ち込むのはいつだって出来ます。
まずは冷静になりつつ、迷惑をかけた人へ誠意を持って謝罪することがミスを挽回するところから始めましょう。
また仕事のミスを反省する際、単なる精神論で片付けるのではなく、論理的にミスの原因を分析・再発防止策をしっかり練ることは大事。
失敗したことを思い出したりするのって嫌な気持ちにもなります。
でも、しっかりと反省することで今後の社会人生活が充実したものになると思い、前向きに行動しましょう。
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