でも、近いのは便利だけど、デメリットとかない?
こんな悩みにお答えします。
結論を先にお伝えすると、徒歩通勤での生活は1年間住んで限界を迎えました。
なぜなら、あまりに近くて帰宅後も仕事のことが頭から離れず、ストレスにやられました。
おまけに都会のど真ん中に住むと、いくら家賃補助があるとはいえ、生活費は高くついて生活しにくいのが現実。
満員電車からは解放されたけど、その分だけ失ったものが大きかった。
本記事では都内へ満員電車に乗って通勤していたサラリーマンが、思い切って会社から徒歩5分のところに住んでみた体験談をお伝えします。
この記事を読んで、徒歩通勤だと理想の生活が実現できそうか想像してみてください。
【わずか5分】徒歩通勤とは?

そもそも徒歩通勤とは、電車やバスなどの交通機関や、自動車などを利用せずに歩いて会社へ通勤することを指します。
一点注意したいのは、歩いている時間の長さや距離。
人によって歩く速度は違いがあるものの、徒歩通勤の目安は長くても30分以内ぐらいですね。
というのも田舎を除けば、30分以上歩くような距離(大人の足で2キロ以上)の場合には何かしら交通手段があるはず。
一般的に自宅から駅までの歩く長さでは10分以内が人気なので、会社までの通勤時間も10分以内が理想的です。
なお、人によっては運動をかねて、1時間以上歩いて通勤されるケースもありますが、今回は除きます。
通勤時間5分(徒歩のメリット)

実際に徒歩通勤をやってみて良かった点を紹介します。
- 満員電車からの解放
- 自由な時間が増えた
- ギリギリまで寝ていられる
- 昼の休憩も自宅で過ごせる
- 通勤にかかる準備や心配が減った
上記の通り。
順番に解説します。
満員電車からの解放
もっとも大きなメリットです。
毎日、窮屈な空間に閉じ込められたまま通勤するのはストレス。
駅で人を避けながら歩くというのも何気に疲れますし。
例えば普段の休みの日に、自宅から近くのお店へ買い物に行くことを想像してみてください。コンビニやスーパーまで歩くのはダルいと感じても、辛いとは思いませんよね。
自宅から会社まで徒歩通勤するとは、そういうことです。
電車通勤をせざる得ない状況の方は、以下も参考にしてみてください。

自由な時間が増えた
今まで自宅から会社までの通勤時間が片道70分ほど。
それが5分に短縮。
単純に約1時間の自由に使える時間を確保できたことになります。
例えば、平日に2時間あればできる自分のための時間は以下の通り。
- 映画を1本楽しめる
- スポーツジムに通う
- 趣味や習い事を行う
- 本を読む
- 資格取得のための勉強する
- 副業をする
もちろん上記の中には電車通勤の間に行うことが可能な項目もあります。
でも、「満員電車の中と自分の好きな場所で行うのは、どっちがいいですか?」って話。
ギリギリまで寝ていられる
睡眠の時間が慢性的に削られている人にとっては朗報。
会社には徒歩5分だったので、極端な話だと始業開始の10分前に起きても間に合います。
事実、僕は寝坊したことがありますが走ったことでギリギリ遅刻にならなかったこともあります。
電車が遅延するようなこともないので、通勤にかかる時間が安定している点も良かったです。
昼の休憩も自宅で過ごせる
何気に嬉しいのがコレ。
職場では周囲の目もあるので、ゆっくりできなかったりしませんか?
休憩の時間ぐらいダラダラしたり、遠慮なくオナラだってしたいと思うもの。
そんな時には自宅にサクッと戻って一人でのびのび過ごせるのは、とても快適。
通勤にかかる準備や心配が減った
通勤って実は天気の影響を受けやすいですよね。
特に自宅から最寄り駅、駅から会社までの道のりが長いと大変。
例えば、雨の対策でレインシューズを履いたり、時にはカッパなどを着る。また台風やゲリラ豪雨で電車が遅延する可能性がある場合、少し早く出勤したり。
でも、会社から歩いてすぐのところに住むと、その辺りも全然気にならなくなります。
というのも、歩く距離が短いので多少の雨や雪でも、大して濡れません。
少しの小雨程度なら、傘もさす必要もなしです。
通勤時間(徒歩通勤のデメリット)


つづいて実際に徒歩通勤をしてみて感じた不満な点を紹介します。
- 仕事の終わった感じがあまりしない
- 補助はもらえたけど、家賃も上がった
- 食費が上がった【悲報】
- 職場以外で同僚と会う機会が急増
上記の通り。
1つ1つみていきましょう。
仕事の終わった感じがあまりしない
距離が近いと、なかなか頭の中から仕事のことが離れない場合があります。
帰宅しても、なんだか休憩しにきたみたいな。
これは性格も影響するので、会社出た瞬間に切り替えできる人もいるでしょう。
僕はそれができず、寝るまで仕事ことでモヤモヤしてしまう日もありました。
ある意味、満員電車は思考を停止させてくれる良い機会ですね。
考えている余裕がないくらい必死につり革に使ってますからw
補助はもらえたけど、家賃も上がった
会社の制度では所在地から10キロ以内に住んだ場合、家賃補助として月に3万円が出ておりました。
「これはお得だ、今まで支払っていた家賃が安くなる」と喜んでましたが、現実は甘くありません。
会社が都内のターミナル駅に近いところだったので周辺の賃貸相場も高め、というか高額。
結局、もともと住んでいた場所の家賃から+3万円の住まいに引っ越し。
食費が上がった【悲報】
会社の近くはとっても都会な場所でして、近所に安いスーパーや商店街などもありません。
そのため、コンビニや少し高めのスーパーで買い物をしなくてはいけなくなり食費は上がりました。
会社から近いので、自炊するための時間を確保しやすくなるのは事実。
一人ぐらしで自炊をするのって何かと面倒でして、それほど行うことはありませんでした。
金額にすると、1ヶ月で1万ぐらいは食費としての支出が増えました。
職場以外で同僚と会う機会が急増
自宅の近所を歩いていると、会社の同僚にバッタリ会う機会が増えました。
当たり前ですよね、職場の近くでもあるわけですから。
何が気まずいって、会社の人に見られると恥ずかしい格好をしている時。
ジャージやスウェットで近所のコンビニに買い物とか行けなくなります。
せっかく近くにコンビニがあるのに会社の人がいるかも・・・とあえて遠くのコンビニへ行ったりしてました。
究極は通勤時間が0分の在宅勤務


満員電車が辛い・・・という人にとって最良の働き方は在宅勤務。
もはや家を出ることさえしなくていいのは最強です。
現在僕も週に1,2度は自宅で仕事をしていますが、本当に心地よいですね。
デメリットは、あまりにも動かなくて運動不足に陥ることです。
詳しくは以下の記事を参考にしてください。



通勤時間5分のところに住んでみた体験談(まとめ)


本記事では徒歩通勤を実際に体験した口コミ情報を紹介しました。
ポイントは以下の通り。
- 通勤のために使用していた時間を自由に使える
- 昼の休憩でもサクッと家で飯が食える
- 家賃や生活費が家賃補助のおかげで下がるとは限らない
- 帰宅しても、仕事が終わった感が薄くてストレス
- 徒歩通勤は意外と会社の立地も重要
会社を出た瞬間から仕事のことなんて忘れることができる人や、わりと家でゴロゴロするのが好きという人には向いているかも。
ただ、都内の真ん中あたりに住むって生活費も高くつくので、コストが気になる人は難しいかもしれません。
「ちょっと興味あるけど踏ん切れない・・・」という人はウィークリーマンションやエアビーなどを利用してみて擬似体験するのもおすすめです。
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