これってただの自己犠牲ってやつだよな・・・。
こんなお悩みに回答します。
本記事の信頼性
この記事を書いている僕は20代は真面目に会社のことだけを考え、自分を犠牲に働いてました。
でも、だんだん息苦しさを感じるようになり30代からは副業などを始めて会社との距離を持つようになったところ、ストレスが減りました。
つい、仕事でお願いされてしまったからと自分が望んでいないのに時間や労力を犠牲にしていませんか?
お給料をもらっているので、定められた勤務時間内に受けた業務については、ある意味でやらなければなりません。
でも、給料が発生しないサービス残業や、むしろお金を出してまで上司と飲みに行ったり、ゴルフへ連れ出されたりするのは無駄なこと。
でも、実は精神的にきついとか、終わった後に後悔しているなんて状況であれば、いますぐ自分を犠牲にすることはやめましょう。
仕事では、あなたの優しさに漬け込み、貴重な時間やお金を奪われることもあります。愛や友情などがあればいいんですが、自分の利益だけを考えている人が圧倒的に多いでしょう。
本記事では仕事で自己犠牲を払ってしまっている人の特徴やメリット・デメリットを紹介します。
自己犠牲でストレスが溜まっている人や、辛い日々を送っている人は参考にしてみてください。
自己犠牲を払う人の特徴【例を交えて紹介】

最初に自己犠牲を強いられてしまっている人の特徴を紹介します。
- 他人から嫌われたくない
- 認められたい
- 主張するのが苦手
- 真面目
上記の通り。
順番に解説します。
他人から嫌われたくない
相手からの依頼を断ると他人から避けられてしまうかも・・・という考えの人は危険です。
自動的に自分よりも他人の優先順位が高くなってしまうので、望んでいないことでもつい受けてしまうことになります。
確かに会社にいる同僚や上司などは、嫌われてしまうと後々、仕事がやりにくくなる可能性があって嫌ですよね。
「会社の人間関係に悩まない方法は孤独を選ぶこと」をご覧ください。
認められたい
人からどんな形でもいいから認められたいという思いが強いと、つい自分にとって利益のない依頼事項でも受けてしまいます。
そのことで自分が満足できるのであれば確かに悪いことではありません。
実際に行動した結果、依頼した人から感謝の言葉を伝えてもらえと、嬉しくもなりますよね。
でも、そんな認められたいという承認欲求が強すぎてしまうのは危険なこと。
認められるためだけに相手のただの言いなりになってしまう可能性があります。
主張するのが苦手
何か自分の思いをハッキリ言うのが苦手だったり、争い事を好まない人には、自ら犠牲になるケースがあります。
とあるごとでモメるぐらいだったら、自分で黙ってやった方が精神的にラクみたいな。
例えば、僕の勤める会社には社員用の休憩スペースがあるのですが、毎回ゴミをきちんと片付けない人がいます。そのままにしておくと汚くなる一方なので、本来はゴミを置いていった人がやるべき。
でも、わざわざ注意すると事を荒立てることになるので、黙って僕が片付けています。
上記のようなケースであれば、軽い自己犠牲を払って済みます。
でも、時と場合にはよっては自分が主張しないままでいると大きな犠牲を払う可能性があるので注意が必要です。
真面目(サボったりしない)
意外と真面目な人も自己を犠牲にしてしまうケースが多くあります。
残念ながら仕事だからといって、中にはサボる人もいますよね。
その際、サボった人の分の尻拭いをするのは真面目な人たち。
きちんと頑張った分だけ対価を支払ってくれれば良いのですが、そんなに上手く社会はできておりません。
真面目な人ほど、自己犠牲を強いられるだけで損するケースが多いです。
誤解がないように言っておきたいのですが、決して真面目であることが悪いわけではないですよ。
そんな真っ直ぐな人ほど仕事での信頼も厚く、頼りにされる存在です。
ただ、目の前に起こっている状況を何でも真摯に対応をし続けることが正解とは限りません。
自己犠牲のメリット【美徳なの?】

自己犠牲を払うことは状況にもよりますが、悪いことではありません。
メリットについて紹介します。
- 精神面でプラス
- もしかしたら昇給や昇進につながるかも
- もしかしたら新しい世界が広がるかも
上記の通り。
順番に解説します。
精神面でプラス
自分が犠牲になることで、何かしら目的が達成されたり、他人の困った状況を解決できたり、期待に応えることができます。
そのため、自ら進んで対応したケースでは精神的にプラスに働くこともあります。
ただ、仕事の延長戦にあるようなものなので、仕事の一部と捉えてしまい、当たり前のようになってしまうと特に何も感じないケースが多い気がします。
もしかしたら昇給や昇進につながるかも
望んではいないものの、退社後や休日での上司への付き合いをしっかりとしておけば、人事面でプラスにつながる可能性ありです。
上司も人間ですからね、やっぱり好き嫌いというのは評価に影響してしまうもの。
特に言う事を聞いてくれて、仕事以外でも付き合いのある部下に対しては悪い評価などはしないはず。
でも、もしそのような付き合いを自ら率先している場合には、目的があっての行動なので自己犠牲とは言えないことになります。
「出世に興味なくてOK。収入を増やしたいなら副業がおすすめ」
もしかしたら新しい世界が広がる可能性あり
自己犠牲を払うことで、もしかしたら自分が今までに経験したことのない体験ができるかもしれません。
自発的な行動ではなくて、受け身な行動なのでマイナスイメージを持つかもしれませんが、犠牲を払うことで何かを得られたら儲けもの。
例えば、今までゴルフ経験なんてなかった人が、上司に半ば強引に連れていかれてプレイしてみたら意外と楽しいと感じるかもしれません。
ただし、上司との付き合いという意味では楽しくもなく、ただ自分の時間を無駄に消耗しているだけ。
きっかけをもらったのはラッキーですけど、毎回そんなメリットが受け取れるわけではありません。
自己犠牲のデメリット【損な上に疲れる】

犠牲を払っているわけですから、当然ながらデメリットはあります。
- 貴重な時間を失う
- 無理した結果、体調を崩す
- 利用されておしまい
ざっとこんな感じです。
1つ1つ見ていきましょう。
貴重な時間を失う
誰かのために自分の時間を削ることになります。
ちょっとした時間であれば、あまり気にならないかもしれません。
でも平日の間は毎日のように1時間を自己犠牲のために利用した場合、1ヶ月で約1日の時間を失うことになります。
年間にすると12日なので、結構な時間ですよね。
僕の場合、仕事よりも家族の方が大切。
なので、それだけの日にちがあれば、家族と一緒に過ごす時間に充てたいと思うのが正直なところ。
ちなみに僕にとって、家族のために時間を使うことで自分の時間を犠牲にしていると感じることはありません。
ちなみにリモートワークで仕事をしていると、自己犠牲を強いられるケースは少なくなると思います。
「在宅勤務のメリットとデメリット【歴2年のサラリーマンの体験談】」
無理した結果、体調を崩す
自己犠牲を払いすぎた結果、サービス残業続きて体調を崩してしまい、結果的に会社へ行けなくなってしまっては大変。
そもそも働いて稼ぐことが目的の1つだったのに、自己犠牲を払ってしまった結果、働けなくなってしまったら本末転倒です。
繰り返しになりますが、自己犠牲そのものは悪いわけではありますが、限度を超えてしまった際には注意しましょう。
利用されておしまい(ポイっと捨てられるかも)
人によっては、あなたの優しさをうまく利用しようとする会社もいるはず。
時間だったり、労働力だったり、散々人をこき使っておいて、満足な給料も支払わないようなブラック企業も存在します。
そのような場合、残念ながらどんなに自己犠牲を払ったところで、意味があるとは言えません。
自分が相手のために犠牲を払ってでもしてあげたいと思う気持ちは誤りではありません。
でも、それをする自分が果たして正しいのか冷静に見極める必要があります。
仕事でもお金のために自己犠牲払うべき?

これは、これまで話してきた自己犠牲とは毛色の話を少々。
とにかく仕事が楽しいと感じている人って、サラリーマンであれば少数派のはず。
事実、朝の通勤風景とか見ていても、旅行へ向かうような人たちと出勤しようと会社へ向かっている人とでは顔の表情が違いますよね。
でも、みんな生きていくためにはお金を稼ぐ必要があるといって、我慢しながら働いている人が多いでしょう。
それはある意味で、お金のために自分を犠牲にしているようなもの。
一年の大半の時間を働くために費やし、精神的にも肉体的にもストレスを抱えているわけで、自分を犠牲にしまくっています。
一方で、世の中には労働という手段から解放されてお金を稼ぐ仕組みを用意している人もいらっしゃいます。
環境をかえれば、自己犠牲を払わなくて済むのか?

仕事における自己犠牲で苦労している人への解決方法として、転職という手段があります。
確かに環境が変われば、そのようなお願いをしてくるような人がいないところで働ける可能性はあります。
でも、僕がこれまで複数の会社で勤務してきた経験上、まったくないというのは言い切れないないと思います。
つまるところ、自分自身が無駄な犠牲を払わないように注意が必要です。
ただ、もうそんな自分の意思の強さだけでは太刀打ちできるような次元ではない場合、頑張りすぎずに新しい職場を検討してみてください。
「採用募集していない企業へ応募する方法(実際に採用された体験談)」
自己犠牲は損(恋愛や友情は?)

恋愛や友情において自己犠牲を払うのは仕事と違い特に問題はありません。
なぜなら、損得で判断するような相手ではないから。
自分の素直な気持ちに従って行動すればOKです。
ただし、相手によっては、その自己犠牲の精神を悪用するような輩もいるので注意しましょう。
特に金銭の貸し借りなどは、いくら親しい間柄であったとしても、避けたほうが無難です。
仕事で自己犠牲は損(まとめ)

自己犠牲の精神って日本の場合、美徳とされている文化があります。
僕も映画などで、そのようなシーンを見て思わず感動するということも少なくはありません。
でも現実は違います。
相手のことに何かをしてあげたいという気持ちは大切ですけど、それと同じくらい自分のことを大切にする必要ありです。
くれぐれも相手(または会社)のことを優先してしまうことで、自分の人生が不幸になることは避けるように対処しましょう。
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