こんな悩みにお答えします。
自己啓発の書籍を手に取る理由
- 「今の生活に満足できない状態が続いている」
- 「より多くのお金を稼ぐことができるようになりたい」
- 「もっと幸せになりたい」
- 「自分の人生をよりコントロールしたい」
今の自分を変えたくて手に取るのが自己啓発本。
私も20代の頃は仕事や人間関係での悩む機会が多く、その状況を打破したいという思いから数えきれないくらい読み漁りました。
しかし、「自己啓発本のおかげで悩みを解決」とはいきません。
なぜなら、読み終えたら悩みが解決すると思い込んでいたから。
本はあくまでもきっかけに過ぎず、重要なのは読んだ後の行動次第。
30代に入り、ようやく自己啓発との付き合い方を覚えました。
今回は私が実践している自己啓発を図るのための方法を4つのステップに分けてご紹介します。
この方法をマスターできれば、本に書かれている他人の経験を真似することで大きく自分を成長させることができますよ。
自己啓発の意味と本の存在
まずは「自己啓発」の意味をおさらいしておきましょう。
自分自身の能力向上や精神的な成長を目指すこと。(そのための訓練も含まれます。)
自己啓発とは本人の意思により、上記の通り。
そして、自己啓発を図る上で役に立つのが自己啓発本です。
残念ながら本の内容を読むだけでは残念ながら能力が向上したり、精神的な成長につながるわけではありません。
(最近は本のタイトルで「簡単」「すぐ」とか煽ってくる書籍ありますけど、そんな簡単じゃないです。)
あくまでも本は自己啓発を実現させるためのサポートしてくれる存在。
料理に例えると、あくまでも本はレシピであって、料理を美味しくするのもしないのも、料理をするあなたの腕次第。
自分が望む姿になるためには、自分自身が具体的に行動を起こし・継続することが大切です。
自己啓発を図るのための4つのステップ
では、具体的にどのように自分のものにするのかを4つに分けて説明します。
- 時間と気持ちの確保する
- 目的を決める
- 暗記できるくらい読み返す&アウトプット
- 習慣化させるため最低でも3か月行動を継続
上から順番に説明していきますね。
時間と気持ちの余裕を確保する(1)
まずは書籍を手に取る前に、必要な時間と気持ちの余裕をしっかり取りましょう。
これ意外と忘れがち。
なぜなら、自己啓発は一朝一夕で実現できないから。(多く場合、険しい道のりですよ。)
簡単に解決できる悩みは自己啓発の必要性はありません。わざわざ本を買う必要はないし、ネットでググったほうが早いです。
なお時間と気持ちの余裕がないと、きっと私のように失敗しますよ。
昔、仕事が忙しい時期に取り組んだことがあります。
帰宅後、体が疲れている状態では本を読んでいても、中身はもちろん頭に入ってこず何か行動を起こそうとしても、気力が沸いてきません。
また心の余裕がないと、冷静に自分のことを振り返ったり、これからのことを考えることは不可能。
結局、ただ書籍を買って読むという作業を繰り返していては、何も得ることはありません。
そのため自己啓発を成功させるには、しっかりと時間と心のゆとりを確保することから始めましょう。
もし、そんな余裕を確保することが難しいと思った人は、最初に自分の今の生活を振り返ってみてください。
そして自己啓発よりも優先順位が低いと思われることは一旦ストップすることです。(自己啓発終わったら再開すれば良い。)
目的を決める(2)
時間と気持ち的な余裕を確保できたら、次に目的設定をしっかり行いましょう。
なぜなら、自己啓発とは自分の悩みを解決するために行うためのものだから。
目的を持たぬまま本を読んだところで、期待できる効果は栄養ドリンク程度の一時的なもの。
自分がこうなりたい姿(目的)を設定したうえで、それを逆算する形で必要なものを選ぶべきです。
そもそも星の数ほど出版されてますし、書かれている内容も様々。
自分の目的にあった書籍を見つけるのは大変です。
でも、きちんと自分の目的を設定できていないと、誤った本を選んでしまい、時間とお金の無駄になってしまう可能性があるので注意してください。
特にフラッと本屋へ行って、その時の気分で選んでしまうと、上手くいかないケースが多いです。
悩みって決して1つではありませんよね。
仕事の悩みといっても、例えば自分の仕事の進め方やコミュニケーション、スキルなど色々あります。
これらの悩みを1つの自己啓発本で一気に解決するのは土台無理な話。
まずは自分の中にある悩みを整理した上で、最初に解決したいと思う悩みを決めましょう。
なお、欲張って複数の目的設定するのも避けた方が無難ですよ。
人間決して器用な生き物ではないので、同時に複数の悩み事を解決することはできません。
一つの悩みを解決するためだけでも一定の時間と労力が必要とだと認識しましょう。
暗記できるくらい読み返す&アウトプット(3)
時間と気持ち的な余裕を確保し目的も設定できたら、いよいよ本を購入して読書スタート。
どんな書籍が良いのか?は人それぞれです。
先ほど設定した目的設定をヒントに、目次や他人のレビューなどを参考にしながら選んでいましょう。
購入したら、単純に読んで理解するというよりも、書いてある内容を暗記するくらいのつもりで繰り返し読むのをおすすめします。
なぜなら、中身を忘れてしまうようであれば、自己啓発なんて到底できません。
繰り返しますが書籍はあくまでも自己啓発のためのきっかけであり、材料であり、ノウハウ。
読了後は行動に移せるよう、しっかりと頭の中に中身は刷り込む必要があります。
インプットを効率的に進める上では、本の内容を人に話したり、ブログなどに書いてみるのも良いでしょう。(アウトプットは内容の理解も進みますし、記憶にも定着しやすくなります。)
または書いた紙をスマホのカメラで写真にして、待ち受けにしておくのも良いですね。(他人に見られたら恥ずいけど。)
習慣化させるため最低でも3か月行動を継続(4)
結局のところ、自分のこうなりたい姿(目的)が継続的に維持できていなければ、自分が成長したとは言えません。
既にステップ3で本の内容は十分頭に入っているため、あとは行動あるのみ。
習慣化させるために自分の目的に向けた行動を最低でも3か月間は継続しましょう。
3か月間というのは人が習慣化する上で必要な期間と言われているものです。
頭の中に刷り込まれた内容と実際に3ヶ月の間継続することで、本の内容を血肉化(自分のもの)にすることができているはず。
自己啓発を図るのための4つのステップ(まとめ)
- 自己啓発するための時間と気持ちの余裕を確保する
- 目的を設定する(自分の悩みをどう解決したいのか)
- 目的に沿った書籍を選び、暗記するくらい読む&アウトプット
- 目的を達成するための行動は最低3か月継続する(習慣化する)
今回は、本を活用した自己啓発を図るための具体的な方法を紹介しました。
ポイントは忙しく大変な時に限って悩みを解決したいという気持ちにかられますが、まずは時間と気持ちの余裕を確保するところから始めること。
くれぐれも無理をして自己啓発を図るのはやめましょう。






