いつもギリギリになってはじめて、うまくいった試しがありません。
どうしたらやりたくない事も先延ばしせずに、すぐに行動に移せますか?
こんなお悩みに回答します。
面倒なことや苦手なこと、好きではないことって仕事でもプライベートでも、つい後回しにしがちですよね。
例えば、会社での経費精算はギリギリまで提出しなかったり、自宅のゴミは箱にいっぱいになるまでそのままにしていませんか?
些細なことであれば大した問題にならないかもしれません。
でも、普段から何でも感情的に後回しする「癖」がついてしまうことは危険です。
なぜなら、せっかくのチャンスを失ってしまったり、貴重な時間を無駄に過ごしてしまうから。
もう、後回しする癖がついてしまうと人生は損だらけ。
逆に言えば、後回しするクセをなくせば、チャンスを掴むことができたり、得するようなことが増えて人生が豊かになる可能性がドバッと増えます。
本記事では後回しが損する理由について触れつつ、癖を改善するための対処法を紹介します。
つまるところ、年齢は関係ないので、心当たりがある人はすぐに改善しましょう。
後回し癖とは?

はじめに「後回し癖」の意味について解説します。
順番を変えてあとに遅らせること。「宿題を後回しにする」
出典:goo国語辞典
つまり、やらなければならないことを順番を変えてあとに遅らせてしまうことが習慣化してしまっている状態のことを指します。
言い換えると「先延ばし癖」と同じ意味を持ちます。
ちなみに後回しをしてしまっている内容は、たいてい自分のやりたくないこと(ストレスに感じること)。
できれば、やらずに済むなら避けたいと思っているようなことばかりです。
後回し癖が損する理由(デメリット)

最初に後回しするデメリットを紹介します。
- チャンスを失う
- 時間を無駄にする
- やることが増えて自分を余計に苦しめる
- いつかやらないといけないストレスを感じる
- 周囲の信用を失う
上記の通りです。
順番に解説します。
チャンスを失う
これは、準備を怠っていると言い換えても良いでしょう。
つまり、やらなければならないことを面倒だからと放っておくと、いざとなった時に対応が遅れるケースです。
例えば、旅行。基本的に飛行機やホテルなどは早い者勝ちの世界。
旅行の計画や各種予約が面倒だからと後回しにしてしまうと、高い料金を支払うはめになったり、最悪は満室等でいけなくなるケースもあります。
転職活動も同様ですね。
自分がいつか働きたいと思っている企業がある場合、その企業がいつ採用募集が始まっても直ぐに応募できる状況にしておくのは重要です。
履歴書や職務経歴書を書いたり、必要なスキルを身につけておくって現職に影響がない場合、後回しにしがちですよね。
でも、準備が十分でないと募集へ応募することが間に合わなくなったり、万全な状態で応募ができない可能性ありです。
自分にとって重要なことは後回しせずに、いつでもチャンスがつかめるように準備をしておくのは重要です。
時間を無駄にする(逃避して、意味のないことに費やす)
やりたくない、面倒くさいという理由で後回しにした結果、現実逃避している状態は時間の無駄。
例えば、夕食が終わった後の使用済の食器類などの洗い物。
食べた後に直ぐ洗えばいいところを面倒臭いと思って放置して、何となくスマホでSNSとか見てしまうケース。
何か目的があってスマホを触っているわけではないので、ただ無駄に時間を過ごしているだけになってしまいます。
後回しのタスクが山積みで自分苦しめる
いつまでも後回しにしたタスクに手をつけずにいると、タスクは山積み状態になってしまいます。
結果、時間が経つにつれてやらなければならないことが増えていき、最終的には自分を苦しめる事態になりかねません。
後回しにすれば、勝手に誰かが代わりに片付けてくれたらいいんですけどね・・・そうはいきません。
いつかやらないといけないというストレス
後回しにした内容をいつかやらなければならないと考えるだけでストレスに感じてしまいます。
後回しとは一時的に忘れることでストレスから逃れているところがあると思うのですが、ついそれを思い出してしまうと嫌な気持ちになってしまいます。
例えば、サラリーマンが週末に楽しく過ごしていた際、ひょんなきっかけで後回しにした仕事を思い出したら一気に楽しい気持ちも吹っ飛びます。
後回しにすることはあくまでもその場しのぎのため、じわじわとボディーブローのように効いてくるのは正直苦しいですね。
周囲の信用を失う
周囲と協力して進める仕事の場合、すぐにやってくれない(後回しにされてしまう)と、流れを止めてしまい周りに迷惑をかけてしまうことになりかねません。
結果的に周囲からの信用を失う可能性ありです。
僕が以前の上司はとにかく稟議の確認が遅い人がいたのですが周囲からは信用されていませんでした。
理由は書類に目を通すのが面倒で、つい後回しにしてしまうとのこと。
何かを後回しにする際、周囲に影響が出てしまうような内容の場合には、注意が必要ですね。
後回し癖によるメリット

後回しにするって基本的にはマイナスなことばかり。
でも、一方でポジティブな効果が得られるケースもあります。
- 先延しした結果、うまくいく
- 火事場の馬鹿力を発揮する
- 後回しにした事項が最終的にやらずに済んだ
上記の通り。
順番に解説します。
先延しした結果、うまくいく
後回しにするのは良くないと、すぐに着手した場合すれば必ずうまくいくとは限りません。
つい力が入りすぎてしまい、空回りしてしまうこともあります。
例えば、仕事で企画を考えているケース。
早く考え始めたからといって、いいアイデアが必ず浮かぶといったらそうではありません。
逆に後回しにしておいたら、とつぜん素晴らしい内容がひらめくなんてこともあったりします。
そのため、スピードありきで1つのことを必死に終わらせることが正解ではないこともあります。
火事場の馬鹿力を発揮する
追い詰めらえると急激に力が発揮できると時ってありませんか?
例えば後回しにした仕事が締め切りギリギリだったけど信じられないくらい集中できて、気づいたらあっという間に済んでしまうケース。
僕は学生時代、テストの前日に徹夜で勉強するタイプ。
1日しか勉強しなくても平均点くらいの点数を取れてしまうことが何度かありました。
誤解しないでほしいのは、同じようなことが毎回起こっているのかといえば、そうではありません。
むしろ、力を発揮できないまま、締め切りにも間に合わず終了していったことの方が圧倒的に多いです。
後回しにした事項が最終的にやらずに済んだ
せっかく早めに着手して頑張って仕上げたのに、その仕事が途中でなくなってしまったケース。
そんな時に、仕事を後回しにしていたおかげで、無駄な仕事をしなくて済むなんてこともありえます。
営業の人であれば、取引先への提案準備をしていた時に突然先方から断りの連絡が入るなんて経験があるはず。
早め早めに動くことは大切こと。
でも、必ずしもやっていることが結果には結びつかない場合があることを踏まえると、時には後回しにして様子を見ることも必要かもしれません。
後回し癖を改善するための方法

最後に後回しの癖をなおすための対処法を紹介します。
- 小さい目標を設定する
- todoリストを用意して手を動かす
- ご褒美を用意する
上記の通り。
順番に紹介します。
小さい目標を設定する
後回しにしてしまう原因の1つは、やらなければならない事に相当な時間が取られる可能性あるケース。
大変だと思えば思うほど、やる気は失われていく可能性が大です。
そんな時には、やらないといけない事に対して小さい目標設定するのが吉。
例えば、ダイエットで1年以内に20キロ痩せないといけないとしましょう。
さすがに20キロとなると相当厳しいトレーニングをしないと痩せるのは厳しいと想像してしまうもの。
でも、最初は1ヶ月で1キロ痩せるという目標にしてみたら、なんだか簡単に達成できそうな感じがしませんか。
つい大変そうで後回しにしてしまうようなことでも、小さい目標を設定することができれば、少しずつでも進めていくことが可能となります。
todoリストを用意して体を動かす
つい面倒だからと後回しにしてしまう内容の場合、todoリストを用意して作業に徹するのがおすすめ。
面倒だと感じるのは頭なので、頭でとやかく考える前に思考停止の状態のまま体だけ動かすイメージです。
特に体を動かしていれば作業を終わらせることができる家事の作業に有効ですよ。
[リスト化することで、やらないといけない作業の漏れを防ぐことができますし、終わる度にリストの項目を消すことで達成感を味わうことができます。(軽くモチベーションがあがる。)
最終的に体が勝手に動くなるくらい習慣化できれば、そもそも面倒だとか後回しにしようといった発想も生まれなくなります。
ご褒美を用意する
子供だましかと思われるかもしれませんが、後回しを防ぐためにはちょっとしたご褒美も心強い味方になります。
そのため、自らのやる気を奮い立たせるため、やり終えたあかつきに何かしら楽しみを用意しておくのは効果ありです。
ちなみに僕の仕事でのご褒美は、スターバックスで好きな飲み物を頼むことです。
(普段はコンビニの100円コーヒーがメインなので、相当な贅沢です。)
後回し癖は人生を損する?(まとめ)
本記事では後回しが損する理由について触れつつ、癖を改善するための対処法を紹介しました。
改めてお伝えしますが、後回しにすることは損することばかなので今すぐ止めましょう。
特に自分の人生にとって重要なことほど、面倒だからと放っておくほどもったいない話はありません。
でも、内容やタイミングによっては早く動くことが正解ではないケースもあります。
特に急激な変化が起こりうるビジネスの世界では注意が必要です。
一方で家事など日々の生活の中で必ず発生する作業などは先延ばしすることなく淡々とこなせるようにして早期に習慣化できるようにするのがベストです。



