こんな悩みにお答えします。
本記事は主に他人と比較して使っている人に向けて書いています。
- つい友人や同僚のSNSなどを見て羨ましいと思う
- 不得意なことや失敗している姿を見られたくない
- 人からの賞賛が快感で、つい頑張ってしまう
上記のようなケースに当てはまる人です。
僕自身も主に会社の同期や時には上司と比較をしてしまい苦しい思いをしてきた人間です。
結論を先にお伝えすると、他人と比較してしまうのは人間のDNAに組み込まれた避けては通れない生物的な動きと言っても良いです。(ダーウィンの学説によると。)
でも、しっかりと自分をコントロールすることで、過度な比較をやめてストレスを減らすことは可能です。
本記事では、他人と比べたりして疲れたり、落ち込んだりするのを止めて、他人とは比較せずに自分が満足・納得できる人生の送る方法を解説します。
※芸能人のニュースやブログなどをマメにチェックしている人も、実は自分と相手を比較しているはずなので要注意です。
他人と比較してしまう理由

そもそも、人はなぜ他人と比べてしまうのでしょうか。
理由は人間のこれまでの進化の歴史の影響を受けていると言われています。
比較は「競争」と関連しています。チャールズ・ダーウィンの学説を思い出してみると、資源競争に熟練している「種」には次世代に遺伝子を残していけるというご褒美があるのです。
出典:lifehacker
また人間の欲望という観点でも今から60年以上前に唱えられた説があります。
心理学者のレオン・フェスティンガーは人に比較するモチベーションを与える物に光を当てました。彼が1954年に発表したところによると、人は自分自身を評価したいという先天的欲望があり、それが自分を他人と比べる源になっているというのです。
出典:lifehacker
つまるところ、他人と比較してしまうというのは人間誰しもが持っている欲望の1つということ。
ただ、その欲望の度合いが大きすぎてしまうと精神的に辛い思いをするのは明白です。
そのため、自分自身でうまくコントロールを行って対処する必要があります。
他人と比較しても無意味な理由

無意識に他人と比較してしまわないように、そもそも他人の比較しても意味がないことを自覚するのも大切です。
そもそも人間って、クローンでもない限り、自分とまるっきり同じ才能や容姿を持つ人間なんていませんよね。
自分は世界でたった一人の唯一無二な存在です。
つまり、前提条件が異なる相手と比べたところで、結果は違って当たり前だということです。
そこに優越をつけたくなる気持ちも分かりますが、それも含めて前提が異なるのだから、比較しても意味はないと認識するが大切です。
他人と比較しないためのコツ(4つ)

それでは早速、他人と比較しないための方法を具体的に解説していきます。
- 他人の情報を制限する
- 自分が夢中になれることに時間を割く
- 劣等感を素直に受け入れる【プライドも捨てる】
- 他人と比較し敵対視するのではなく仲間だと意識する
上記の通り。
順番に解説します。
他人の情報を制限する
まずは自分の目や耳から入ってくる他人の情報を遮断しましょう。
比較する対象となる情報さえ入ってこなければ、他人を意識することもできなくなります。
身近にすぐ実行できることは、比較してしまっている友人や同僚のSNSを閲覧しないこと。
また無理をして友人や知り合いなどに会うことも一時的に制限します。
自分の人生ですから、主役はもちろん自分。
だから、自分のために時間は使いましょう。
自分が夢中になれることに時間を割く
他人と比較してしまうのは、自分にそのことを考える時間の余裕があるから。
まずは、そんな無駄な時間をなくして、もっと自分にとって大事なことに時間を割きましょう。
おすすめしたいのは、自分が夢中になれることに時間を費やすこと。
例えば、ゲームでも良いですし、スポーツなどで汗をかくことでも良いでしょう。
劣等感を素直に受け入れる【プライドも捨てる】
他人と比較することを完全になくすことは不可能です、正直なところ。
そもそも小さい時から、周りと比較されて育ってきたわけですし、受験勉強をはじめとして競争社会である以上、避けては通れない部分が少なからずあります。
その際、他人との比較によって疲れてしまう要因は、自分が相手よりも劣っていると感じる劣等感です。
苦しいですよね、この劣等感・・・人によっては自分を攻めてしまうようなことがあるでしょう。
ですので、ここは開き直って、劣等感をすんなり受け入れることにしましょう。(下手なプライドは不要です。)
ぶっちゃけ、他人と比較して自分が負けた・・・情けないと感じることはいくらでもあります。
事実として受け止めることで、これ以上悩むことそのものをなくしましょう。
周りの人を仲間だと意識する
相手を敵とみなして勝ち負けを意識するのではなく、相手を仲間だと意識しましょう。
仲間になれば、相手と比較するような意識を薄めることができます。
また、相手の良い部分を真似したり、参考にすることも抵抗に感じることもなくなるでしょう。
結局、他人と比較するよりも、自分が他人と比較して感じていることに納得して、最終的には自己満足できるのかが重要なことです。
他人と比較しても良いケース(メリット)

他人と比較することは基本的にはデメリットしかないと思われることが多いですが、状況によっては自分を大きく成長させるきっかけにもなります。
ポイントは2つ。
- 自分の立ち位置を知る
- モチベーションのアップにつなげる
上記の通り。
1つ1つみていきましょう。
自分の立ち位置を知る
自分の立ち位置を知る上で、他人の存在はとても重要な存在です。
特に人間が活動している成果を知りたい場合、他人との比較をしなければ、わからない時が多々あります。
例えば、この私が運営しているブログ。
実際に運営を初めて数ヶ月たったわけですが、今のアクセス数(PV数)が多いのか少ないのかは、自分のブログの数値だけではわかりません。
他ブログで同じ期間の運営をしている結果を知って、比較することで初めて気づきや発見があります。
大切なのは他人と比較しても、あくまでも自分の立ち位置を知ることだけに利用すること。
結果的にブログが他人と比べてアクセス数が少なかったとしても、落ち込む必要はなくて、前向きにこれからどのように改善していくべきかを考えればいいのです。
相手をライバルと捉えて、モチベーションアップにつなげる
これはスポーツでよくある話。
誰かの努力している姿ってカッコイイと思ったり、眩しく見えたりするものですよね。
それに比べて自分は・・・と卑屈になってしまっては苦しいのです。
でも、相手が頑張っているのだから自分も負けないぐらい努力しようと前向きに考えられるようになるのはオッケー。
相手から刺激をもらうことで、自分の持っている以上の力を引き出させてくれるきっかけになる可能性があります。
他人と比較しないコツ(まとめ)

- 過度にSNSを見るのは控える
- 物理的に考える時間をなくす
- 相手と比較して感じる劣等感を受け入れる
- 他人を敵対視するのではなく、仲間と思う
- 自分を客観視するために比較するのはOK
- 他人の刺激を受けてモチベーションに繋がるのはあり
他人との比較することは、多くの人の場合デメリットにつながるケースがほとんどですが、一方でメリットになる側面もあります。
うまく周りと比べることをコントロールすることで、自分が満足して、自分が納得できる人生を歩んでいきたいものです。



