正直、どんなに頑張っても給料なんて全然増えていかないし。
わざとゆっくり進めれば疲れなくて、残業代も稼げる気がするんだよな。
- そもそも仕事できないふりって、どういうこと?
- 仕事ができないふりして、損得ってある?
- 仕事ができないふりって、バレない?
こんな悩みについてお答えする記事です。
本記事の信頼性
この記事を書いている僕は現在30代のサラリーマン。
実は過去にわざと仕事ができないふりをした経験があります。
ちょうど20代の半ば頃に仕事へのやる気を失い、意識的に仕事の手を抜いていました。
仕事って頑張りすぎてしまうと、より多くの仕事を任せられてしまい苦労することってありますよね。
同じ給料をもらうのであれば、辛いよりも楽なほうが良いと思うのは自然こと。
わざと仕事ができないふりをすれば良いと考えてしまう人もいるでしょう。
結論を先に言うと、仕事ができないふりは得することよりも、圧倒的に損してしまいます。
仕事ができないふりなんて今すぐやめるべきです。
自分の将来を自らの手でつぶしかねない危険な行為です。
本記事では、仕事ができないふりをした場合のメリットやデメリットについて詳しく紹介します。
読み終えていただければ、仕事ができないふりをしていても明るい未来はやってこないことを疑似体験できますよ。
仕事ができるとは?

そもそも仕事ができるとか、できないとか、どんなイメージがあります?
僕のこれまで出会ってきたスーパーサラリーマンはこんな特徴を持ってます。
- スピード感があって、正確性がある
- 知識や経験が豊富
- 自信を持っている
- 社交的で社内外の人間関係も良好
さすがに全てを持ち合わせている人は正直、稀(まれ)。
多くの場合、2〜3個の特徴を持ち合わせている人が多い印象です。
順番に紹介します。
スピード感があって、正確性がある
仕事のできる人は、サクサクと仕事をこなしていきますし、些細なミスなんてしません。
たった一人で数人分の仕事量を消化できてしまうので、仕事もどんどん集まってくる傾向にありますね。
僕が役職に関係なく仕事へのスピード感があると感じる人は、まずメールの反応が早いです。
常にメールを見ているのかと感じるくらい、すぐに返信きますよね。
しかも、長文がダラダラと続くわけでもなく、とても完結でわかりやすい文章の人が多いです。
また会議などでの議事録についても、会議が終わる頃にはほぼ完成している人が多いです。
しかも、誤字や脱字などの間違いもなく読みやすい。

知識や経験が豊富
仕事のできる人は、仕事以外のことも含めて知識を幅広くもっており、経験も豊富。
そのため、仕事で悩んだりするようなことが少なくて、自分で課題を解決しながら進めていけるタイプですね。
ちなみに経験は年齢を重ねていくことで積み上がっていくものなので年齢は上の人が多いです。
知識については、年齢とかは特に関係ないですね。
仕事のできる人は20代でも、よく本も読んでいて物知りな人はいます。
言葉遣いは置いといて、年齢が10個離れていても、逆に自分の方が相手から学ぶことが多かったりするケースもありです。



自信を持っている
仕事のできる人は、仕事に対して自信があるので堂々としていますね。
(顔の表情というか、目ヂカラが強い人が多い印象)
そのため、何か仕事でアクシデントが発生しても動じなるようなことはありません。
冷静な判断をしながら、マイナスな状況をプラスな方向導いてくれます。(神かよっ!)
部下や上司にいたら、間違いなく心強い存在です。
社交的で社内外の人間関係も良好
仕事のできる人はコミュニケーションスキルも優れているので人間関係も良い感じ。
仕事のパフォーマンスが良いからこそ、人間関係が良いと言ってもいいかもしれません。
みんなが困っている時に現れるヒーロー的な存在。
なので自然と慕われますし、異性はもちろんのこと、同性からも人気がありますね。
仕事ができないふりとは?


ということで、仕事ができる人の特徴を紹介してきました。
裏を返せば、仕事のできるのと真逆にある状態が「仕事ができない」ということ。
つまり、こんな感じ。
- スピード感がなくて、ミスが多い
- 知識が浅く、未経験な状態
- 自信がない
- 内向的で人間関係が良いとは言えない
さすがに「仕事ができない」ふりをするというのは、上記の内容を全て実行するわけではありません。
僕の仕事ができないふりを実際にやってみた時はこんな感じです。
- わざと、ゆっくり仕事をする
- 仕事に対して消極的
- 他人のフォローは行わない、自分の仕事に集中
これでも十分、仕事ができない人ですよね・・・今考えるとほんと会社や周囲に迷惑かけてた気がします。
もらっている給料の半分にも満たない成果しか出せていなかったですね。
仕事ができないふりで得すること(メリット)


実際に、仕事ができないふりをしてみて、最初に得したことを紹介します。
- 仕事量が減るので仕事に追われない
- 仕事に対するプレッシャーは感じない
- 出世などによる他人の妬みはない
- 残業代が稼げる
1つ1つ見ていきます。
仕事量が減るので仕事に追われない
仕事をゆっくりすすめるので、新しい仕事を上司が頼みづらくなります。
そのため、仕事量が減り、仕事に追われることがなくなります。
僕の場合だと、それまでの仕事量が10とした場合、3割減で7ぐらいになった感覚。
もちろん、与えられた業務そのものに締め切りがある場合には、期日を守るように努力はします。
一方、期日が決められていないような業務に関しては、上司から指摘があるまでは亀のような動きをしていました。
仕事のプレッシャーを感じない
上司や先輩から「仕事ができない人」というイメージがつくと、責任の重い仕事はふってこなくなります。
そのため、仕事の内容で精神的に辛くなることはありません。
僕の場合、営業担当のアシスタント的な業務がメインでした。
資料の作成を手伝い、資料に必要な情報の調査を集めてくる感じです。
直接売上をあげこないといけない立場ではなかったので気持ちはすごく楽でしたね。
出世などによる他人の妬みはない
会社によっては出世競争があったりしますが、そもそも競争を自ら降りているので皆無。
同期のみんなは自分のライバル(敵)ではないと判断すると、急に優しくなります(笑)。
正直なところ、当時は20代だったので、出世そのものを意識するような年齢ではなかったです。
もしこれが30代となれば、競争が本格化してくる時期。
他人の足を引っ張ろうとする輩も出てくる可能性があります。
でも仕事ができない人が羨ましいと思う人はいないので、妬みとかで人間関係に悩むことはありません。



残業代が稼げる
与えられた業務の期日が決められていて、予想以上に時間がかかる状況だと残業せざる得ません。
そのため、自然と残業代が入ってくるようになります。
僕の場合、残業代を稼ぐためにあえて残業をするような行為はしていませんでした。
当時は、むしろ職場で長い間いたくないという気持ちでいっぱい。
そのため、締め切りがある仕事で残業しなければ終わらない可能性がある場合は、途中から本気モードに切り替えて仕事をしていましたね。
周囲には、追い込まれると仕事のパフォーマンスが突然良くなる人に思われていたかもしれません。
仕事ができないふりで損すること(デメリット)


続いて、できないふりをすることで損することの紹介しますね。
- 仕事そのものが楽しめない
- 人間関係に悩む
- 給与が増える可能性が低い
- 仕事を通じて成長するのは難しい(転職も厳しくなる)
- 仕事のできないふりがバレる可能性あり
こんな感じ。
順番に解説します。
仕事そのものが楽しめない
当たり前ですけど、仕事は楽ですけど楽しく感じることはありません。
なぜなら、仕事で達成感を味わうようなことがなくなるから。
やっぱり仕事の醍醐味の一つは、大きな成果をあげること。
でも、仕事のできないふりをしていると、大きな成果をあげるためのチャンスは得られません
野球で言うバッターボックスに立たずに、ベンチで雑用をこなすような感じです。
プレーヤーとして楽しむことはできず、誰かの活躍を見て間接的に喜ぶ程度です。
仕事そのものが楽しめずに苦痛に感じてしまうようであれば、できないふりを続けるのは見直したほうが良いかもしれません。
仕事で本気になれない?全然OK!むしろやる気を失ったら成功したよ
人間関係に悩む
仕事ができないイメージを持たれてしまうと、人間関係に悩む可能性があります。
なぜなら、仕事は基本的に個人ではなくチームで進めるもの。
仕事ができない人がいることによって、チームの足を引っ張っている状態になります。
チームメンバーの中には、足をひっぱる人間をよくは思わない人もいます。
僕の場合、上司や先輩からは冷たい対応を取られたり、嫌味を言われるようなことがあります。
給与が増える可能性が低い
仕事ができないふりをしているわけですから、当然ですけど仕事の成果が出せるわけありません。
そのため、昇給や出世など人事の評価で良い結果が出ることもなし。
僕の当時勤め先では半年ごとに評価面談が行われる仕組みで、わりと昇給がしやすい会社だったんですけどね。
仕事のできないふりをしていた期間での評価は、現状維持のままでした。
仕事を通じて成長するのは難しい→転職も苦労する
難易度の高い仕事ではなく、簡単で楽な仕事を自ら選んでいるわけなので、成長するのは難しいです。
そもそも、仕事を通じてスキルを高めたり、経験を積みたいというモチベーションがあれば、わざわざ「できないふり」はしませんよね。
また仕事で経験を積み、成果があげられていない状況が続くと、転職などでも苦労する可能性があります。
なぜなら、アピールする材料がなかったり、転職先が求めるようなスキルや経験が不足してしまうから。
20代の場合には若さが武器なので、ポテンシャルに期待して採用される可能性はあります。
でも、30代だと社会人になってから10年近く経過しているので、やっぱりこれまでの職務経歴の内容を重視して見られる傾向ありですね。
仕事のできないふりがバレる可能性あり
仕事できないふりは、実は見る人がみればバレる可能性があります。
バレたら、仕事ができないというより、仕事へのやる気がない人という烙印を押されてしまいます。
そうなったら、大変。
会社にとって、仕事のやる気がない人ほど不要な存在はありません。
会社の状況が悪くなれば、最悪の場合にはリストラの候補の一番手に上がる可能性もありえます。
ポイントは仕事以外での行動です。
例えば以下の通り。
- 飲み会の幹事をお願いしたら非常に段取りが良くて調整がうまい。
- プライベートの話がとても充実していて忙しそう
同じ人間で仕事は下手なのに、それ以外は上手というケースは極端すぎておかしく見えてしまいます。
見る人がみれば、仕事ではわざと手を抜いていると思われても仕方ありません。
もし仕事ができないふりをするなら、仕事以外の面でも徹底してダメ人間を演出しないといけないでしょう。



仕事ができないふりをする得か損か?(まとめ)
仕事ができないふりとは?
わざと、ゆっくり仕事をする
仕事に対して消極的
他人のフォローは行わない、自分の仕事に集中
仕事ができないふりして、損得ってある?
得することよりも、損得する可能性が圧倒的
仕事ができないふりって、バレない?
仕事以外の行動でバレるケースあり。バレたら、会社からの信用を大きく失う可能性大。
上記の通りです。
僕のように仕事へのやる気を失い、仕事ができないふりをするのは、くれぐれもおやめください。
もし、仕事ができないふりをせざる得ないような環境であれば、職場そのものを変えるのも方法です。
人気記事 IT系企業に実績のある転職サイト、転職エージェント3選|初心者向け





