会社のためには必要なことだし、上司は褒めてくれるけど、このままでいいのかな?
こんな悩みにお答えします。
昔は、会社のために身を粉にして働くのが当たり前の時もありましたけど、今は時代が変わりました。
結論から言えば、会社のために頑張って働く必要はありません。
会社で働くといっても、自分のために働きましょう。
会社から与えられた役割(業務)を自分らしく取り組めばOK。
結果的に、自分の仕事の成果が会社のためになっているぐらいで大丈夫です。
ただし、会社から過酷なノルマのような業務を押し付けられるようでれば、環境を変えましょう。
僕は20代の頃、会社のために頑張って働くのが正義だと思っていた痛い時期がありました。
でも、結局のところ会社からはそのやる気を良いように利用されただけで、仕事としての評価は得られませんでした。
今回は、会社ために働いているしまう人の特徴に触れつつ、会社のために働くべきではない理由をお伝えします。
会社のために働くとは?

そもそも会社のために働くとは、どのような状態を指しているのでしょうか。
以下、リストにまとめてみました。
- 仕事が第一で、プライベートは二の次
- 残業や休日出勤は当たり前
- 会社の上司や社長の命令は絶対かつ深く尊敬している
- 自分の給料よりも会社の業績を意識
- 目標は会社の業績が良くすること
もう、会社のために自分の人生の大半を捧げているような状態ですね。
ちょっと悪い言い方をすると、経営者に搾取されているとも言えそうです。
しかも時間だけではなく、精神面でも会社のために尽くそうという気持ちでいっぱい。
会社にとっては100点満点の最高の人財です。
もしかしたら「仕事が生きがい」「仕事が楽しくて仕方ない」という人も当てはまる人がいるかもしれません。
でも、さすがに自分の給料よりも、会社の業績を優先して考えるようなことはないはずですよね。
例えば、仕事の目標だって「仕事ができるようになる」「仕事で大きな実績を残す」など、あくまでも個人にフォーカスした内容にになっているはず。
会社のために働く人の特徴

続いて、会社のために働いてしまう可能性のある人の特徴を紹介します。
ちなみに、いずれのタイプも僕が過去に同じ職場にいらっしゃった方です。
- とにかく真面目
- 仕事に対して正義感が強い
- 頼まれたら断れない
- 定年までで波風立たずに勤めたい
上記の通りです。
ちょっと不真面目な人間だったり、ズルをしようと思うような人間は、そもそも会社のために頑張ろうだなんて思うようなことはありません。
逆に真面目で、ちょっと気の弱い人間などは、会社からの要求に応えようとするあまり、会社のために働くようになってしまう可能性があります。
会社に定年まで長く働き続けたいと思っている人も注意が必要ですね。ちょっと無理な指示がきたとしても、会社を辞めようだなんて思っていないため、次から次へと要求を受け入れてしまうかもしれません。
会社のためではなく自分のために働くべき3つの理由

会社のために働いたところで、残念ながら自分が幸せになるのかといえば、それは約束されたものではありません。
むしろ、会社のために働いた結果、自分が不幸になる可能性はあります。
仕事を優先した結果、家族や友人の関係性が壊れる
当たり前ですけど、仕事のことを優先して、家族や友人との過ごす時間を後回しにしていたら、関係性は簡単に壊れます。
事実、僕の父親は割りかし仕事人間って感じで、週末も会社へ行くような機会が多かったので、母親との関係は最悪でした。
たまに子供の自分に離婚の相談をするのってどうなのかと思いますが、それくらい家庭を顧みない父親に対して苦しんでいたということですね。
また友人との付き合いも同様ですね。
友人も家族とは異なる意味でかけがえのない存在。
でも仕事を優先していると自然と疎遠になっていってしまいます。
事実、僕も20代の頃に仕事を優先してしまって、その後の修復ができなくなってしまった友人もいますね・・・何だか一度離れてしまうと後からの復活は難しいこともあります。
昔の友達が会ってくれない理由と対処法【友情も時が経てば変化する】
会社は、何かあっても助けてはくれない(働けなくなったらおしまい)
会社のためにどんなに頑張ったとしても、会社はいざとなればイチ社員を助けたり守ってくれる保障はありません。
意外と残酷な面を持ち合わせています。
まるで片思いをしているのと一緒・・・しかも相思相愛になることはないのです。
例えば、会社のために一生懸命働いた結果、病気になって長期休暇を取るとします。
会社は定められたルールに従い、一定期間は生活の保障をしてくれます。
でも、一定の期間が過ぎても復職ができる状態にならなければ、その時点でサヨナラ。
会社のために尽くしていたとしても特別な対応はしてくれません。
事実、以前勤め先で会社のために頑張っていた40代の男性は働きすぎて鬱になってしまい休職。再び復帰はしましたが、結局完全に復調とはいかないまま、再び休職することになり、最終的には退職せざる得ない状況になってしまいました。
最終日に顔を出したのですが、その時の無念そうな顔がとても印象的でした。(ぶっちゃけ、パワハラですよね。)
一方で、会社のために身を粉にして働いていた存在だったにも関わらず、会社の対応はとてもドライな感じがしましたね・・・。
結局、会社は持続可能な限り経営を続けていくために社員を最大限利用しようとします。
でも、社員1人1人の面倒をしっかりと見てくれる仕組みではないのです。
働き方改革や人手不足で、会社のスタンスも変わってきた
今の時代、正直なところ会社に尽くしたとしても報われない状態になりつつあります。
なぜなら、企業が定年を迎えるまで雇い続けることが難しくなってきたから。
あの大企業のトヨタさえ終身雇用が難しいと発言しているわけですよ。
となると、ほぼ日本の企業全てに当てはまるといっても良いでしょう。
一方、働き方改革や人手不足の影響で会社が従業員を縛りつけるようなやり方が時代に合わなくなってきています。
会社のために長時間(サービス残業)を進めるようなやり方はブラック企業と呼ばれる。
ネットを通じて悪い評判が広がれば新たに人の採用をするのが難しくなる
会社のために働くようなことを強要するような発言は「パワハラ」と受け取られる。
ネットで炎上したり、裁判沙汰になる可能性もあります。
今までは雇う側としての会社が雇われる社員よりも強い立場にあったわけです。
でも時代の変化により徐々に会社と従業員の関係性が対等になりつつあります。
そのため、会社は人材を確保のために働きやすい環境作りに力を入れなければなりません。
今後は古い体質の会社(会社のために働くのが当たり前)はどんどん減っていくはずです。
わざわざ、働くのが辛い古い体質の会社にしがみつく必要はないということですね。
会社のために働くことを避けるには?

ズバリ、どこでも通用するスキルを身につけるべきです。
なぜなら、1つの会社に留まる必要はなく簡単に転職できるから。
新卒のタイミングで会社のために働くという価値観を深く刷り込まれては防ぎようがないかもしれません。
でも、自分が弱い立場にあるからと言って、わざわざ我慢して会社のために働く必要はありません。
つまり会社の要求が嫌だったら、新しい職場へ移動すれば良いということ。
とはいえ、歳を重ねるに連れて受け入れ先に対してアピールできる実績やスキルがなければ転職で苦労する可能性があります。
そのため、スムーズに転職ができるようにするためにも、しっかりと会社役に立つスキルを身につけるようにしましょう。
また、今の会社で働きつつ、副業を始めて新たな収入を得る方法もあります。
ただし、その際には会社での出世や評価などは捨てて、副業のための時間をしっかり確保する必要があります。
会社のためではなく自分のために働く(まとめ)
会社のためではなく自分のために働くべき理由について紹介してきました。
会社のために頑張れば、いつしか会社から評価されて、出世したり昇給したりするほど単純なものではありません・・・残念ながら。
確かに素晴らしい経営者であれば、社員のことを真剣に考え、適正な働き方を提供しようという人もいるかもしれません。(過去3社で働いた経験としては、そのような人はゼロでした・・・)
でも現実は経営者にとって会社のために一生懸命働いてくれる労働者こそが理想的な姿なわけで、社員の人たちがそうなってくれるようアメとムチを使って仕向けているのが現実です。
経営者や既に毒されてしまった上司などの言葉に惑わされることなく、自分の人生ですから、自分のために働くようにしましょう。

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