普通に本を買うのと、どう違うの?
こんなお悩みにお答えします。
Amazonの電子書籍サービス「Kindle」って一度は耳にしたことはありませんか?
リアルな紙の本とは違って、スマホやタブレット、パソコンなどを使って読むことが可能なのが電子書籍。
一般の本は重さもあって、しまっておく本棚が必要ですけど、電子書籍の重さはゼロで、場所も取りません。
そんなメリットも追い風となりキンドルサービスはここ数年で利用者も増加傾向にあります。
そのKindleからリリースされた話題の本の読み放題サービス「Kindle Unlimited」を使用してみました。
通常は月額で980円の費用が発生するのですが、初回の1ヶ月はナント無料でして控え目に言ってもお得すぎ。
特に幅広いジャンルの本を読みたい人や情報収集の一環として読書をしている人におすすめですね。
本記事では、実際に利用してみてわかったKindle Unlimitedのメリットやデメリットを紹介。
また、おすすめの本も合わせて紹介します。
この記事を読めば、Kindle Unlimitedの始め方や自分に向いているサービスなのか分かりますよ。
結論を先にお伝えすると初めてなら無料トライが可能です。
なので、まずは利用してみて体感してもらうのが一番かなと思います。
実際に使ってみて不満な点があれば、その後の継続を止めればいいので損はありません。
ちなみに僕は毎月使うほどKindle Unlimitedの中に読みたい本があるわけではありません。
今は半年から1年に一回ぐらいのペースで、読みたい本が貯まってから利用しています。
キンドル読み放題(Kindleとは?)

Kindleとはアマゾンが2007年11月より提供をはじめた電子書籍サービスの総称のこと。
一般的にはキンドルといえば、デジタル本を読むための電子書籍リーダーをイメージする人が多いですよね。


電車やカフェなどで利用している人を見かけたことのある方も多いのではないでしょうか。
でも実際にはデジタル化された本(コンテンツ)も「Kindle」と呼びます。
ちなみにkindleを楽しむためには、この電子書籍リーダーがなくても問題なし。
- スマートフォン
- タブレット
- パソコン
上記のような端末を持っていればOKです。
Kindle(電子書籍)を買う方法
キンドルの作品を購入するには、通常のアマゾンのサイトで本をいつも通り探してください。
お目当ての本が見つかったら、下記の画面にあるとおり「形式・仕様 単行本」をクリック。

フォーマット選択からKindle版(電子書籍)して、下記のように表示が切り替われば完了です。

ちなみにKindle本だけを探せるページからだと、わざわざ形式を切り替える必要はありません。
なお通常のリアルな本を買うよりも、実はKindle本のほうが安く買えるケースがほとんど。お得なんです。
理由はリアルな紙を印刷したり、配送するなどの余計なコストがかからないから、ですね。
なお、残念ながら販売されている本の中には電子書籍に非対応というケースもあります。
Kindle(電子書籍)を読む方法

実際に購入したKindle(電子書籍)のコンテンツを楽しむには、専用のアプリをインストールしましょう。
もちろんアプリは無料です。

なお、パソコンを使用する場合には以下の方法があります。
OSがwindow端末の場合は、アマゾンのサイト内のこちらから専用のソフトをダウンロードしてください。
今回のKindle Unlimited(本の読み放題サービス)を利用する時にも上記の無料アプリを使います。
キンドル読み放題とは?
『Kindle Unlimited』は、豊富な本、コミック、雑誌および洋書の中から好きな本を好きなだけお読みいただける、読み放題サービスです。
出典:Amazon公式サイト
上記の通り。
例えるならば、デジタルという空間の中に年中無休のプライベートな図書館を持つようなものですね。
もちろん他の人に借りられてて読めないとか、休みの日だから利用できないといったことはありません。
詳しいサービス内容は順番にお伝えしていきます。
料金はいくら?
やっぱり気になるのは料金ですよね。
ずばり、月額の利用料金は980円。
これを高いとみるか、安いとみるかは1ヶ月でどれくらいの本を読むことができるのかという冊数ラインナップにかかってきます。
初めて利用する人は、30日間の無料体験を試すことができるので、気にする必要はありません。
でも、よく分からないサービスにいきなりお金を払うのって抵抗を感じますよね。
実は僕もそうでして、正直怪しい・・・と思ったんですよね。
けれど30日間利用した当日に解約したのですが、違約金の発生はなくて実際の支払いは0円でした。
Kindle Unlimitedの3つの特徴
サービスの特徴をまとめると以下の通り。
- 【注意】対象となる本は制限あり
- 同時にダウンロードできる数は10冊
- 対象タイトルは随時更新
上記の通り。
順番に解説します。
【注意】対象となる本は制限あり
残念ながら、アマゾンで取り扱っている電子書籍が全て対象というわけではありません。
でも、和書では12万冊以上、洋書では120万冊以上と一生かかっても全てを読み切るのは到底不可能なラインナップが揃ってます。
ちなみに、具体的な読み放題の対象となる本を検索したい場合には、アマゾンのサイト内からはカテゴリーでKindle Unlimitedを絞り込むと簡単に見つけることができます。
どんなタイトルが並んでいるのかは、以下よりご確認ください。
また既に読みたい本が決まっていて、その本が対象となるのかを確認したい場合は以下の方法で簡単に見つけられます。

Kindle Unlimitedのロゴ表示しと読み放題で読むボタンが表示されるのかで確認してくださいね。
同時にダウンロードできる数は10冊
本は読み放題なのですが、アプリ内に同時にストックしておける数には制限があります。
図書館でも、一人で借りられる冊数も決まっていますよね、あれと同じです。
数としては10冊なので、特に少ない冊数で困るようなこともありません。
僕の場合、興味あるものをとりあえず片っ端からポチポチと選んで(10冊)触りだけ読んでみて面白そうと感じたら、読み進める感じで進めています。
なお、返却すれば、もちろん新しいものを借りることは可能です。
同時に読み進めるようなことはそもそもしないので、10冊という制限があっても不便に感じることはありません。
対象タイトルは随時更新
豊富なラインナップが特徴ではありますが、定期的にタイトルの入れ替えは行われています。
今まで読めなかった本がUnlimitedの仲間入りを果たすケースもありますし、逆に外れてしまう場合もあります。
そのため読みたいと思っている本が残念ながら読み放題の対象外だった時には、いつか対象となることを信じて待つという方法もありますが、必ず仲間入りするとは限りません。
読み途中(ダウンロード済み)の本が万が一対象から外れてしまった場合ですけど、利用を終了するまでは楽しむことが可能です。
特にシリーズものは途中で続きが有料とならないようにしたいですね。
キンドル読み放題(使い方)

Kindle Unlimitedの使用方法は以下のとおり。
- 対象ラインナップから読みたい本を探す
- 「読み放題で読む」ボタンを押す
- 本を読む
- 読み終わったら「利用を終了して続ける」ボタンを押す
今までアマゾンで本を買ったことのある人なら、難しいことは何もありません。
なお、kindleアプリから読みたい本を探す時には画面したにある「カタログ」をタップしてから本を探してくださいね。

キンドル読み放題(課金はいつ?)

サービスを利用した日がスタート日となって初回特典として最初の30日間は無料。
そのあとは自動的に月額980円の料金が課金される仕組みです。
月額って1日始まりというイメージを持つ人もいるかもしれませんが、あくまでも申込日から1ヶ月ごとに課金されます。

上記は実際の契約状況が分かる画面。
入会日とキャンペーンの終了の日時が記載されています。
キャンペーンをやっていたので、この画面では2ヶ月先の期間が設定されていますが、30日間無料の場合には入会日から30日後の日付が表示されます。
注意したいのは継続するつもりがなかったのに解約するの忘れてた・・・なんてケース。
僕の場合は「うっかり」をなくすためにスケジュールアプリに入れてアラートをあげるようにしています。
ちなみに自分の契約状況の確認は「Kindle Unlimited 会員登録を管理」のページで行ってください。
キンドル読み放題(解約方法)

Kindle Unlimitedを実際に使用してみたけど、イマイチだった・・・
という場合にはサクッと解約してしまいましょう。
具体的には、「Kindle Unlimited 会員登録を管理」ページ内にある「Kindle Unlimited会員登録をキャンセル」ボタンをクリックすればOKです。

上記のボタンを押すと、次に最終確認画面が表示されるので「メンバーシップを終了する」ボタンを押せば完了です。

キャンセルが完了すれば、あとから追加で料金が発生するようなこともありません。
登録後、すぐ会員登録をキャンセルしても無料期間まではサービスを継続利用できます。
これは意外と便利。
はじめからトライアルのみで継続利用するつもりがない人には嬉しい仕組みです。
キンドル読み放題(デメリット)

実際に使用してみて感じた不満に思う点は以下のとおりです。
- 検索がイマイチ
- 最新の本は手に入らない、雑誌は一部中身が読めない
- 本を読む時間がないと損
1つ1つ紹介します。
検索がイマイチ
自分が始めから読みたい本がハッキリしている場合にはタイトルを打ち込んで検索すれば問題ありません。
でも、なんとなく特定のジャンルの本を読みたかったりする時には探すのが大変。
というのもカテゴリーがざっくりしているので絞り込むのが難しかったりします。
また表紙の装丁の雰囲気で選びたい時にも、何回もスクロールと更新を繰り返しながら探すのが苦痛です。
最新の本は手に入らない、雑誌は一部中身が読めない
読み放題サービスなので贅沢を言ってはいけませんが、発売直後の本は基本的にありません。
なぜなら、新刊は基本的には売ってナンボの世界。
わざわざ利益の出にくい読み放題のラインナップに始めから入れてしまうと作家も出版社も不幸になります。
なので最新の本もガンガン読めるという期待はしないほうがいいです。
雑誌では一部のタイトルは「ライト版」として提供されており、本編の中のページが含まれていないケースがあるので注意が必要です。
本を読む時間がないと損
基本は毎月費用が発生するサービス。
忙しくて本が読めない期間があったりすると無駄にお金だけ支払うことになってしまいます。
そのため、忙しくて本を読む時間が不定期にしか確保できない人は避けたほうが無難です。
逆に通勤時間は毎日のように読書を楽しんでいる人であれば、定額で本が読み放題というのは魅力的。
また1冊の本を読み切るのに相当な時間を要する人も、Kindle Unlimitedは向いていません。
なぜなら1冊の定価が千円に満たない本を1ヶ月以上かけて読んでいる場合、その1冊を買ったほうがお得だから。
2ヶ月の月額課金だと1960円かかります。
サービスを利用する上でのポイントは以下の通り。
- 本を読む時間がしっかり確保できているのか
- 本を読むスピードはどうか。
本を読みたいけど、なかなか時間が取れない人は、耳で聴いて本が読めるオーディオブックがおすすめです。

キンドル読み放題(メリット)


実際にKindle Unlimitedを使用してみて満足に感じている点は以下のとおりです。
- 【安心】どんなに読んでも月額の費用は変わらない
- とにかく興味があれば気軽に読める
- 古典など発売から時間が経過した良本もあるのは嬉しい
順番に解説します。
【安心】どんなに読んでも月額の費用は変わらない
もう説明は不要なんですけど、念の為。
通常の本は購入した分だけ費用が発生します。
でも、読み放題なので金額は980円だけ。
食べ放題と違って、食べた分だけ太るようなことや、お腹を壊すようなこともなし。
とにかく興味があれば気軽に読める
本を購入する時って、内容を全てチェックして購入することはしませんよね。
なので読んでいる途中で、買ったことを後悔することってあると思います。
でも、わざわざお金を払ってるからと無駄に最後まで読もうとしていることはありませんか?
Kindle Unlimitedであれば、途中で読むことを止めても後悔するようなこともありません。
完読しようが、しまいが支払うお金は一緒。
少しでも興味があれば手軽に読んでみることが可能です。
普段なかなか手を出さないようなジャンルもトライしてみるのもありですね。
本選びに苦労している人は以下も参考にしてみてください。



時間が経過した良本もあるのは嬉しい
先ほどお伝えしたとおり最新のタイトルは読み放題の対象外となってます。
でも本って決して新しく書かれた本が素晴らしいは限りません。
実はちょっと古いけれど良書というのは結構あります。
僕が最近読んで良かったラインナップを4冊上げると以下の通り。
- お金2.0 新しい経済のルールと生き方
- モチベーション革命 稼ぐために働きたくない世代の解体書
- 難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください!
- 日本再興戦略
この中の1冊でも読みたいと思ったら、普通に購入すると980円以上するのでKindle Unlimitedを利用したほうがお得です。
キンドル読み放題(PrimeReadingとの違い)
Amazonのプライム会員の人なら、同じく本が読み放題であるPrimeReadingとの違いが気になると思います。
結論を先にお伝えすると、実はKindleUnlimitedのライト版なのがPrimeReadingです。
PrimeReadingでは対象となっているタイトルはわずか数百冊程度。
つまりUnlimitedと比べるとかなり規模が小さいです。
ちなみに具体的な対象となる本は以下からご確認ください。
ちなみにプライム会員の人でも、Kindle Unlimitedを初めて使う際には無料特典は付与されます。
既にPrimeReadingを利用してみて読み放題の良さを感じているのであれば、より幅広い本が揃っているUnlimitedを試す価値は十分ありますよ。
キンドル読み放題(キャンペーン情報)
みんな大好きKindle Unlimitedのお得なキャンペーンや新しいタイトルの追加などの情報。
チェックするなら、ツイッターの公式アカウントをフォローするのがおすすめ。
定期的に公式サイトを確認するのもいいんですけど、いちいち確認するのが面倒だと思います。
以下、過去のツイートの情報を参考程度に掲載してきます。
\NewsPicks Books特集【第一弾!】/#堀江貴文 「ハッタリの流儀 」や #田中修治「破天荒フェニックス 」など読みたかった話題のタイトルを集めました!Kindle Unlimited対象作品を今すぐチェック→https://t.co/KlTWPcq4By pic.twitter.com/Go23qsBhu9
— AmazonJPKindle(アマゾン) (@AmazonJPKindle) December 27, 2019
\ あのベストセラー小説も読み放題 /#島田洋七「佐賀のがばいばあちゃん」や #夢枕獏「沙門空海唐の国にて鬼と宴す」など、徳間書店の文芸作品が200点以上読み放題。
秋の夜長に読みふけりたいタイトルを集めました!Kindle Unlimited対象作品を今すぐチェック→ https://t.co/nHftrSqccC pic.twitter.com/cKyqTshSk6— AmazonJPKindle(アマゾン) (@AmazonJPKindle) November 26, 2019
【Kindle Unlimited 新着情報】
人気ラノベ「本好きの下剋上 ~司書になるためには手段を選んでいられません~」10月アニメ化を記念して、原作&コミカライズ作品が合わせて15冊以上読み放題!
今すぐチェック→ https://t.co/hZceo0zq52@miyakazuki01 @TOBOOKS pic.twitter.com/adfmrUW0tu— AmazonJPKindle(アマゾン) (@AmazonJPKindle) September 2, 2019
キンドル読み放題(向いている人)
正直、忙しくて本を読む時間が取れない人や、そもそも電子書籍が苦手という人は使わないほうがいいです。
なぜなら、毎月980円の価値だけ読書ができていないから。
- 毎月、何冊も本を読むような読書家
- リサーチを目的に様々な雑誌や本などに目を通す
キンドル読み放題を使うとすれば、上記に当てはまるような人がオススメです。
簡単な目安としては、1ヶ月に読んだ本の合計金額が月額980円の利用料金をオーバーしていればOKです。
キンドル読み放題(おすすめタイトル)
僕が実際に読み放題のラインナップから読んでみた本をいくつか紹介します。
本の中には既に読み放題のラインナップから外れてしまっているタイトルがあるかもしれませんので、ご理解ください。
メモの魔力 -The Magic of Memos-
破天荒フェニックス オンデーズ再生物語
THE TEAM 5つの法則
賭博黙示録 カイジ
はじめてのやせ筋トレ
Casa BRUTUS(カーサ ブルータス) 2020年 2月号 [家をデザインするということ。]
POPEYE(ポパイ) 2020年 2月号
外資系コンサルが教える 読書を仕事につなげる技術
白い巨塔
あなたを変える52の心理ルール
「幸せをお金で買う」5つの授業
ハリー・ポッターシリーズ
キンドル読み放題(まとめ)


実際に利用してみてわかったKindle Unlimitedのメリットやデメリットを紹介しつつ、おすすめの本も合わせて紹介しました。
これまで電子書籍を買ったことのない人にとっても、実際に紙の本当の違いを体験するという意味でも非常に良い機会だと思います。
でも正直、本を読むのが好きという人にはおすすめしません。
なぜなら、既に読んだばかりの本だよ・・・読みたい本がない・・・と言われそうだから。
とはいえ、10万冊を超えるようなランナップを考えたら、さすがに全部読んだことがあるとならないですよね。
30日間の無料トライアルをうまく活用して実際に体験してみてからサービスの利用価値があるのか、ないのか判断するのをおすすめします。








