採用面接では優柔不断であることを正直に話さないほうが正解?
こんな悩みにお答えします。
優柔不断に対してはネガティブなイメージを持つ人が多いですよね。
- お店でメニューを決めらない → 店員が呆れる
- 友達の誘いにも即答しない → 相手が困る
上記のような行動をしていると確かに周囲に迷惑をかけてしまうこともありますよね。
そんな自分の性格を大切な就職や転職活動で自己PRや面接で伝えるのは迷うところ。
優柔不断のせいで相手にマイナスな印象を与えてしまうのは避けたいところですね。
結論を先にお伝えすると、優柔不断は見方を変えると長所にもなります。
具体的には以下の通り。
- 情報を収集する力がある
- しっかりと考える(慎重に物事を進める)
- 人に流されない(自立している)
事実、僕は優柔不断なおかげで仕事での大きな失敗を防げた経験があり、実際の転職活動でも自己PRとしてお伝えをしてきました。
本記事では、優柔不断が短所と言われる理由について触れつつ、実は長所にも捉えることができる点も合わせて紹介します。
優柔不断とは?(意味を解説)

まずは優柔不断(ゆうじゅうふだん)の意味について紹介します。
ぐずぐずとして決断力がにぶいこと。気が弱く、はきはきしないこと。また、そのさま。「優柔な性格」
いかにもマイナスなイメージですよね。
見た目は完全な草食系といった感じ。
世間的には、「すぐに決断できない」といった意味合いで使われるのが一般的だと思います。
優柔不断が長所ではなく短所と言われてしまう理由

優柔不断が短所と言われてしまう理由を見ていきましょう。
- スピード感がない
- 周囲をイライラさせる
- 自信がないと思われる
上記の通り。
順番に解説します。
スピード感がない
慎重に検討をしてしまうので、決断を下すまでに時間がかかります。
そのため、せっかくのチャンスも動きが遅いせいために逃す場合があります。
ビジネスの世界では、それが顕著。
例えばタピオカドリンクがブームになりそうというタイミングがあったとします。
もし新規参入してお店を開くかを慎重に数ヶ月かけて検討していたら、あっという間に競合店が増えてしまいます。
しかもブームもピークを超えてしまう頃に出店したら、赤字になる可能性もあるわけです。
丁寧に検討することが必ずしも正解とは限らず、時にはスピードを優先して決断すべき時もあります。
見切り発車OK!仕事はチャンスがあればチャレンジしたほうが良いワケ
周囲をイライラさせて迷惑をかける
何か共同で作業をしている場合や、一緒に行動を共にしている場合などでは優柔不断でいることで周囲に迷惑をかけるケースがあります。
これが世間の持つ優柔不断に対する典型的なイメージですよね。
例えば、混雑しているファストフードなどで、レジに列が並んでいる状況の中、お客さんの一人がなかなかメニューを決められずいると周囲はイラつきます。
みんなの貴重な時間を奪っているようなものですよね。
ちなみに優柔不断な人は、予めメニューを決めた後にレジに並び始めれば注文する際もスムーズで周囲に迷惑をかけることもありません。
職場などで優柔不断な人がいて、ついイライラしてしまっている人はこちらを参考にしてください。

自信がないと思われる
ぐずぐずして決断ができないのは、自分に自信がない人と思われる場合があります。
でも、実はただ失敗することを恐れているだけであって、優柔不断である事と自信の有無は関係ありません。
事実、自信があるから正しい決断ができるとは限りませんし、その逆も然りです。
でも、なんだか世間はそのようなイメージを持ってしまうんですよね。
採用面接の時に短所で優柔不断あることを話す場合、きっちりと自信の有無とは関係ないことを強調するのは大事です。
自信がないと思われてしまっては、面接ではマイナス評価につながるので損しますから。
優柔不断のメリット(長所)は3つ
よく人の短所で言われる優柔不断ですが、実は長所と捉えることが可能です。
- 情報を収集する力がある
- しっかりと考える(慎重に物事を進める)
- 人に流されない(自立している)
上記の通り。
1つ1つ解説していきます。
情報収集する力がある
なかなか決断ができないということは、それだけ決断材料が集まっている証拠。
そのため、情報収集能力が高いと言えます。
情報をたくさん集まると、情報をもとに物事を様々な角度で検討できるメリットがあります。
例えばビジネスの世界では情報から様々な仮説検証を行うことで、リスクを回避したり、成功の角度を高めることができます。
もし十分な情報を集められぬまま決断をしてしまうと、運任せな感じでうまくいかない可能性が高くなります。
しっかりと考える(慎重に物事を進める)
すぐに答えを出さないということは、その分だけ慎重に考えている証拠だと言えます。
さすがに今日のランチに何を食べるのかといった内容をじっくりと考えてしまうのは無駄なこと。
でも、例えば転職をしたり、マイホームを購入するといった人生の一代イベントの際には即決はしないほうがよくて慎重に考えるべきこと。
後悔しないために、しっかりと考える上では決してマイナスなことではありません。
人に流されない(自立している)
自分の中でしっかりと考えた上で決断しようとするので、周囲の声に流されにくいと言って良いでしょう。
周囲が出した答えにすぐ乗っかる人は、何も考えずに思考を停止させている感じです。
一方、優柔不断な人は自分の頭で、どう決断すべきか考えることができるため、人に流されることはありません。
マイペースで時間がかかってはしまいますが、自分で納得して答えを出すことができます。
面接で優柔不断を長所と伝えるコツ


大前提として、短所については自分をよく見せようとする必要はありません。
事実を淡々と話すのが良いです。
その際、自分の弱みに対して、どのような方法で克服しようとしているのかも合わせてエピソードに入れましょう。
なぜなら、面接官は本人が自分弱みを素直に認めた上で、改善しようとするマインドを持っているのかを重要視しているから。
- 優柔不断なところがある
- 事実、このような事が起こった
- それに対して、どのような対策を実施した
- 結果、物事が良い方向に進んだ
- 優柔不断であっても、しっかりと改善ができる
上記ような感じで、ストーリーを作って、最終的にポジティブな方向で終わらせるのがオススメです。
最初は短所であった優柔不断が、最終的には長所のように見える感じになります。
優柔不断の見方を変えて、実は長所でもある点もセットにできると、物事を柔軟に捉えることができる視野の広さもアピールできます。
優柔不断は改善できる?(弱点をカバー)
マイナスな印象を与えるような側面で優柔不断であることを伝える際、少しでも改善しようとしている姿勢を見せることも重要です。
なぜなら、優柔不断を放置してしまっていると克服しようとする意欲がないと判断されてしまうから。
自分の弱点をカバーしようと努力している人に対して悪いイメージを持つ人はいません。
僕も以前は相当な優柔不断でして、周囲を困らせてしまうようなことが多々ありました。
最初は生まれ持った性格なので改善するのは難しいと思い込んでいました。
でも、本を読んで知識を高めることで、無意識に優柔不断な行動をとってしまうところを改善しようとしました。



効果のあった方法は、普段の生活で意思決定をすぐ行うトレーニングをしたこと。
例えば、レストランなどでメニューを注文する際には10秒以内で結論を出すと言った感じです。
上記のおかげで、日常生活の中では迷っている時間をかなり減らすことができました。
技術を学びたければ、以下を参考にしてみてください。
優柔不断を長所に言い換える3つのコツ(まとめ)


優柔不断が短所と言われる理由について触れつつ、実は長所にも捉えることができる点も合わせて紹介しました。
つい人って自分の弱さ(欠点)ばかりに目を向けてしまいがち。
でも見方を変えることで実は強み(長所)にもなることを覚えておいてください。
よろしければこちらの記事も参考にどうぞ。
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