こんな悩みにお答えします。
本記事の信頼性
この記事を書いている僕は年間100冊ほど本を読む人間です。
本の選び方は、池上彰氏と佐藤優氏の共作「僕らが毎日やっている最強の読み方」を参考に体験した内容。
実際に同じ方法で僕も本の選び方に迷いがなくなって、とても助かってます。
結論を先にお伝えすると、本を選び方は以下の3stepで進めるのがおすすめ。
- 本を読む目的を決める
- 本屋へ足を運ぶ
- 興味のあるものはどんどん買う
上記の通り。
既に購入したい本が明確に決まっている場合には、サクッとアマゾンや楽天ブックスでOK。
でも、まだ何の本を買おうか決まっていない場合には本屋へ行ったほうが素敵な本に出会える可能性が高くなります。
理由は以下の通り。
- 同じジャンルの本を俯瞰的にまとめて眺められる
- 気軽に立ち読みができる
- 知識のある書店員からアドバイスをもらえる
ネットの場合、キーワード検索することで目的のタイトルを探すには便利。
でも、キーワードが含まれていないタイトルの本を見落とすことになってしまいます。
本記事では、本を上手に選ぶ際の手順を紹介と、やってはいけない選び方を解説します。
この記事を読めば、本選びで苦労することは激減しますよ。
本を選ぶ前に知っておきたい知識

そもそも本って年間でどれくらい発行されているかご存知ですか?
総務省の統計局の発表によると、年間で発行される本の数は約71,000冊ほどです。※令和1年の発表

具体的なジャンルの中ですと、もっとも多いのが「社会科学」、ついで「文学」、「芸術・生活」と続きます。
ちなみに平均価格は1,197円。
普段、僕はビジネス書などを購入する際には1,000〜2,000円代を読むのが多いので納得の数字ですが、漫画や文庫本を手に取る人にとっては高いと感じるかもしれません。
本の選び方を3ステップで解説

早速、具体的な本の選び方を解説します。
- 本を読む目的を設定する
- 本屋へGO
- 迷うなら買う
順番に解説します。
本を読む目的を設定する(step1)

本を選ぶ上で大切なことは、読む目的を決めておくことです。
自分の目的が明確になっていないと、せっかく購入した本の満足度も低いものになってしまいます。
なぜなら本の役割とは自分の悩みや知りたい興味などを解決するものだから。
例えば、スーパーに買い物へ行く場合、頭の中で今夜の夕食のメニューを何にするのか考えた上で商品を選びますよね。それと同じです。
しっかり目的を決めておけば、おのずと自分に合った本を見つけやすくなります。
具体的には、読みたいジャンルや興味のあるテーマ、キーワードまで落とし込んでおくのがおすすめです。
本屋へ足を運ぶ(step2)

本を読む目的が決まったら、リアルな書店へいきましょう。
便利なネットではなく、わざわざ本屋で本を探す理由は以下の通りです。
- ジャンルごとに俯瞰的に本を探せる
- 気軽に立ち読みができる
- 書店員の知識をいかす
不便かと思いきや、実はメリットがたくさんあります。
順番に紹介します。
ジャンルごとに俯瞰的に本を探せる
ネットとは違いリアル書店では人の視野の広さを活用して、目的にあった本に出会える確率が上がります。
というのも、本屋ではジャンルごとに本が整理されて配置されてます。
その本棚に並んだ情報を一気に広い視野で確認できるわけですから効率がいいのです。
- 本のタイトル
- 帯に書かれた言葉
- 作者の名前
上記のような情報は、本の中身を知るだけではなく、新たな興味を持たせてくれるきっかけにもなります。
アマゾンや楽天ブックスなどのネットでは、こうはいきません。
1ページ1冊の情報をスクロールしながら見ていく必要があるので時間と労力が必要です。
気軽に立ち読みができる
俯瞰的に本を眺めながら、その場でパッと本を手に取り、立ち読みできるのが本屋の良いところ。
指定されたページしか読めないネットの本屋とは違い、自分の好きな場所を自由に好きなだけ読むことができます。
試し読みの際には、目次を眺めながら自分の目的に合った内容なのか確認しましょう。
パッと読んだ感じ「違う」と判断できれば、また別の本を手にとればOKです。
書店員の知識を活かす
自分の望んでいる本が見つからない場合に大きな助けになるのが書店員さんの存在。
働いているだけあって、読書家で本好きが多く、本の知識が豊富。
だから本選びに困った時には、様々なアドバイスをもらうことができます。
ネットの場合には、このような相談できる人はいません。・・・AIチャットとかはあるけど。
書店員さんに、どんな目的で本を探しているのかをお伝えして、おすすめの本を何冊か提案してもらいましょう。
意外と自分の探していたジャンルとは異なるところから、素敵な本を持ってきてくれることもあります。
もちろん購入の判断は、提案してもらった本を試し読みしてからで大丈夫です。
ちなみに読みたいジャンルが古典の場合は無理して原文から入るのではなく、漫画から入るのもありです。

興味のあるものはどんどん買う(step3)


実際に立ち読みして「これは良さそう」と思ったら、購入することをおすすめします。
というのも、本は実際に読み進めてみないと良書なのかは判断がつかないから。
冒頭で紹介した池上彰氏も佐藤優氏も同じ認識でして、迷ったら買いと言ってます。
残念ながら、買ったあとに「ハズレだった」と思うこともあるそうです。
だから、できるだけ沢山の本を買って読むことが良書に会うコツだと述べています。
確かに1,000円、2,000円もする本をポンと買うのは、ちょっと躊躇するかもしれません。
でも筆者の体験や考えをセミナーで聞いたり、自分が変わりに同じ経験するのにかかる費用と比べれば、書籍はとってもコスパがいいです。
自分への投資だと思って、あまりケチらないほうが良いです。
とはいえ、現実にお金をあまりかけられない人もいますよね。
そんな人は、本選びは書店でして、実際に読むのはキンドルなどの読み放題サービスを使うのも一つの方法です。
これなら、どんなに読んでも月額980円で済みますよ。



本の選び方でやってはいけないこと


本を選び方でおすすめできないのは以下の2つの方法です。
- レビューだけで判断する
- タイトルだけで買う
順番に解説します。
レビューだけで判断する


レビューが高評価だからと言って自分が求めている本とは限りません
なぜなら、それはあくまでも他人の評価だから。
自分が良いと思うものが他人にとってはマイナスの評価だったり、その逆もあります。
レビューを書いた人が何者なのか分からないというのもポイントです。
例えば、初心者向けに書かれている会計の本に対して、会計士や経理を経験したことのある人がレビューをつける場合、内容が薄いという判断で低い評価をつける場合があります。(個人の知識量がバイアスになっている)
洋服のサイズを選ぶ際、既に試着した人の身長や体型などが自分と似てればレビューは参考になります。
でも、本のレビューは、評価者がどんな価値観や知識、経験を持っている人なのかは分かりません。
ということで、他人の評価で本の良し悪しを判断するのは避けましょう。
タイトルだけで買う


ひと昔前のCDをジャケ買いする感覚で、本のタイトルだけで買うのもおすすめしません。
なぜなら本を売るために、タイトルがインパクト重視のものが最近は増えているから。
例えば、以下のようなタイトルって、よく目にしませんか?
- 「●●しなさい」などの命令系
- 「なぜ●●?」といった疑問系
- 「●●である」とした断定系
- 数字をいれたもの
などです。
なぜ、このようなタイトルの本が多く並ぶようになったのかというと、このようなタイトルの本がよく売れるからです。
ちなみに僕も過去に上記のようなタイトルに惹かれて本を購入したことがあります。
でも、タイトルだけすごくて、中身は残念な内容でした・・・。
ネット記事の釣りっぽいタイトルの付け方と似てますね。
本を見つける際のきっかけとしてタイトルに注目するのはOK。
でも、しっかりと目次や中身にも目を通したうえで、本を選ぶことをおすすめします。
簡単にできる本の選び方(まとめ)


本記事では、本を上手に選ぶ際の手順を紹介と、やってはいけない選び方を解説しました。
まとめるとこんな感じです。
本の選び方のポイント
- 本を読む目的をしっかり決める
- 本はネットではなくリアル店舗で探す
- 失敗を恐れずに迷ったら購入
- タイトルやレビューは参考程度に(中身が大事)
あまり慎重になりすぎてしまうと本を選ぶという行為だけで時間が過ぎてしまう可能性があります。
少しリラックスした状態で、軽くパラパラとめくりつつ、自分の感覚を信じて本を選ぶのが良いです。
仮に自分に合わない本だったとしても、そこから得られる知識には十分価値があります。
あまりがっかりせずに、また別の本にトライすればOKです。
参考にしてみてください。





